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オススメしたい銘菓!
2025年2月5日(水曜)
いや寒い。
寒くなるとは聞いていたが、こんなにしっかり寒いとは。
どうやら来週の頭までこの寒さは続くらしく、何をするにも億劫な日が少し続くようだ。
さて今回は「銘菓」の紹介をしたいと思う。
私はお菓子に目がない。とりわけ、地域の銘菓と言われるものを愛してやまない。
と言っても全国の銘菓を網羅した!というほど行脚してるわけでもないのだが、知りうる限りの中で
「何度でもリピートしたい!」
と思うものを幾つか記したい。
バターバトラー フィナンシェ(東京)
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東京駅と期間限定で羽田空港、あと東京都内の直営店だけで買えるフィナンシェ。
東京ならごまたまごも捨てがたいのだが、このフィナンシェは長らく不動の1位だった福岡の「とおりもん」を超えた。
開封すると鼻腔に飛び込む芳ばしいバターの香り。
少しカリッとした外皮だが、薄氷のように儚く崩れて口内でホロホロと崩れていく。
柔らかな甘さとバターの香りにいつまでも翻弄されていたくなり、嚥下するのを躊躇うほど美味い。
どこの誰に手土産として渡したとしても、確実に喜ばれる銘菓だ。
博多玉露まんじゅう(福岡)
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博多といえば「とおりもん」が私の中でトップオブ銘菓だった。
ところが!である。このとおりもんの販売元である名月堂さんが2014年に福岡特産の八女茶を使った玉露まんじゅうを発売したのである。
初めて食べた時、
「あ、とおりもん超えたわ」
と素直に感じた。食感は通りもんより少し柔らかく、少し湿度が高い。
抹茶とはまた違う苦味を仄かに感じさせながらも、最後は官能的な甘さがたなびいて消えていく。
お茶を使っているからなのか、熱めの日本茶と異様に相性が良く、気がつくと3個も4個も食べてしまう。
某コンビニ最大手がパクってしまうのも理解できる。
おくま饅頭(愛媛県)
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私が世界一好きな街である愛媛県。
その全てが愛おしいのであるが、一般的には愛媛と言えば
「母恵夢」(ポエム)である。
母恵夢とはつまり、わかりやすくいうとひよこ饅頭に近しいお饅頭で形は真円型の石鹸のような形状である。
銘菓として今も愛されており、私も死ぬほど食べているのだが「絶対食って欲しい」とまでは言わない。
美味しいのだが、普通の銘菓だ。
しかし「おくま饅頭」は違う。愛媛の人でも知らない人は結構多いだろう。
愛媛県浮穴郡久万高原町という、山間部で売られている非常にローカルな饅頭だ。
初めて見た時は驚いた。なぜなら、餡子剥き出しだからだ。
簡単にいうと「こし餡を丸めただけ」である。
初見では「手抜きかよ!」と思った事を、今は深く反省している。
完全に油断して口に放り込んだのだが、口の中でサラサラサラサラとまるで陽炎のように解れて消えていく。
ただのこし餡じゃねぇ!? なんだこれ!?
その謎は今も解けないままなのだが、その口溶けをまた体験したくて続け様に2個目を食べたのを覚えている。
非常に地味であり、キャッチーなインパクトもないのだが、バンドで言うところのクソ渋みのあるベース担当のような銘菓だ。
たぶん10個くらいなら連続で食えると思う。
チョコがけけんぴ(愛媛 高知)
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また愛媛県界隈で申し訳ないのだが、愛媛県と高知県で展開されている「芋屋金次郎」さんの芋けんぴだ。
芋けんぴ自体は高知県を発祥とする全国的に知られるお菓子なのはご存知だろう。
「芋屋金次郎」さんは、恐らく愛媛県で知らない人は居ないと思われる、芋けんぴ専門店だ。
目の前で芋けんぴを作る様子もみられるし、店舗限定ではあるが作りたてホカホカの芋けんぴも買える。
私の名前は芋けんぴから取った名前であり、私自身、お菓子の中で最も好きなのが芋けんぴである。
それだけに、とにかくあらゆる芋けんぴを食べてきたのだが、その中でも完全に1位なのは芋屋金次郎さんの冬季限定商品である「チョコがけけんぴ」だ。
夏は溶けるので売られていないのだが、冬になるとコイツが販売される。
芋けんぴの硬さがうまくチョコのコーティングに合うように、硬すぎず、歯に少し力をかけ始めると砕けていく絶妙な食感。
そして体温で液体になっていくチョコのコーティング。
中でも私はホワイトと抹茶がやばすぎるほど好きだ。
断食中のインドヨガの行者ですら、コイツを断るのは不可能ではなかろうか。それほど美味い。
例え浮気がバレたとしても、コイツを手土産に謝れば許されると思うほどに美味いのである。
さてそろそろ文字数が増えすぎたので、今日はこの辺でやめるのだが、今回挙げた4品はどれも通販で買えるはずだ。
心に空いた隙間を甘味で埋めたい人がいるなら、この4品のどれを選んだとしてもその穴は確実に埋められるはずだ。