#103 長所と短所について 2022.4.13
長所のみならず、短所からも、その人の「良さ」がわかります。
長男が昨晩、高校に提出する調書みたいなものを書いていました。
妻と長女と一緒に、話しながら書いていましたが、それを聞いていると、「なかなか良い考え方しているな」と感心。
調書には、希望進路、志望大学、得意なこと、健康面について、など、いくつか書く項目がありました。
会話をしながら書いていた長男でしたが、急に止まった瞬間が。
どうも、長所と短所の箇所で止まったようでした。
長所
兄「俺の長所って何かな…」
妹「えっ?友達がたくさんいるから、『友達をたくさん作れること』とかが、良くない?」
兄「まぁ、確かに友達はいるけど、別に俺が良いとかじゃなく、たまたま、良い友達が周りにいただけ、だと思うなぁ」
妹「別に、〇〇が出来る、でなくても、〇〇である、みたいなことでも、良くない?」
兄「あー、そうだな。じゃ、『良い友達がたくさんいる』にしておくか」
短所
長所については、ちょっと悩んだ長男でしたが、短所については即回答していました。
兄「自信が持てないこと、だな、これは」
母「えっ!そうなの?中学に入ってから、サッカーも勉強も、すんごーく伸びたでしょ!?」
兄「まぁ、そうだけど、サッカーも勉強も、俺よりスゴい人いっぱいいるし、まだまだかな」
母「そっか、じゃ、これからも、頑張んなきゃね」
兄「うん、そうだね」
長所は良いこと?短所は悪いこと?
息子が自分の短所とした、「自信が持てない」ですが、逆に言えば、「自信が持てる」ことが長所なのでしょうか?
私は、決して、そうだとは言い切れないと思います。
根拠も無く、自信過剰な人っていますよね?
なぜかいつも自分を、過大評価する人っていますよね?
必要以上の自信を持たない方が、更なる高みを目指し自分自身を成長させるためには、好都合かもしれません。
「まだまだダメだ、もっと上に行かなくちゃ」
「だって、もっと上に行ってみたいから」
そんな思いが、なんとなく、長男から伝わりました。
狙うとダメだった父。狙わず良い感じの息子。
私、ウケを狙うと必ず、外す。
〇〇デビューを狙う人の、悲しい顛末。
出世がゴールだと思っている人の、哀れな現実。
確かに、長男の周りには、勉強においても、スポーツにおいても、優秀な子がたくさんいます。
その中でも長男は、絶妙なポディショニングで、仲間と上手に楽しんで来たように感じます。
仲間の後ろに隠れる、というよりは、仲間をさっと前に出す、そんな感覚が正しいかな。
長所が、『良い友達がたくさんいる』っていうのは、なかなか良いことですね。
これからも、自然体で、良い友達と、良い関係を、築いていってほしいものです。
人生において、「友達」や「成長」は大切なキーワード。改めて自分の子供から、学ばせてもらいました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!!