174 2024年秋アニメ途中評価
『アオのハコ』のnoteで手一杯で他のアニメの論評が出来ていませんでしたが、二次小説も感想noteも順調にいってるので総評する心の余裕ができました。今回はお気に入り順ですが、もういいかという脱落組が出ました。例によってタイトルは明示しません。
TVアニメ『アオのハコ』公式サイト (aonohako-anime.com)
私にとって今季最大の収穫。何回も言っていますが原作が『タッチ』を参考にしながらも『タッチ』とは違う青春物、スポーツと恋愛を絡めた物語に脱帽。上のキービジュアルからはそれこそ『タッチ』の路線のさわやか青春物に見えるかもしれないけど騙されてはいけない。しっかりジャンプの「友情・努力・勝利」のミームを受け継いだ軟派で硬派なアニメ。
軟派はもちろん恋愛成分ですが大喜くんも千夏先輩も真面目だからなかなか進展しない。そして努力とともに勝利がテーマと言ってもスポーツ、いつも勝つわけでないのも好感ポイント。
硬派の部分の部活ですが、公式戦よりも今のところ部活や練習試合に比重を置いてる。大喜くんの県大会のシングルス1回戦の件、私はその思い切りの良さに脱帽しました。確かに一瞬で終わった感覚はあるだろうから。
TVアニメ「チ。 ―地球の運動について―」公式 (anime-chi.jp)
ヒリヒリ感と言ったら今季観ている中でこれ以上のアニメはなく、今の時代に必要な物語と思うので実は一番お勧めしたいアニメ。考えること、宗教とは、権威とは、教えとは何か。それは価値観が錯綜して、指針が見えず、社会の共通の理想が持てなくなった現代人、もちろん私自身も含めて、絶大な財産になると思っています。
TVアニメ「トリリオンゲーム」公式サイト (trilliongame-anime.com)
私が本作を銅メダルにしたのはその痛快さです。そして一見バカらしい話でいながら、ちょっと考えれば社会のいやらしさ、それに対抗するにははったりが必要と、大人なテーマがしっかり描かれているから。作画アニメでないですが地に足の着いた社会派アニメなので、毎回楽しんで観ています。
TVアニメ「結婚するって、本当ですか」公式サイト (365-wedding-anime.com)
現代のファンタジーという見方は変わらず。そしてほんわかしたキャラデザに今でも慣れないのですが、ドラマはしっかりして好みです。でもキャラクターの挙動がコメディなのでしっかりしたドラマと中和されて、観やすいアニメになっています。
TVアニメ「らんま1/2」公式サイト (ranma-pr.com)
まさかの令和に復活した、原作者の高橋留美子にとってサンデーの看板作家という地位を確立したアニメ。旧作アニメを観ずに観ていますが、本作についてはいい意味で語ることはありません。書き文字などの敢えてのマンガ表現がありますが、単純に笑って楽しめるアニメになっています。
アニメ『夏目友人帳』公式サイト (natsume-anime.jp)
妖怪アニメでありながら原作が少女マンガだからか癒しアニメである本作。穏やかな日常の中に妖怪が潜んでいるという思想。妖怪を異なものにしていないという視点が新鮮で、ドラマにあまり起伏がないのに楽しく観ています。
TVアニメ『ブルーロック』 (bluelock-pr.com)
事前期待は大きかったですがドラマは申し分ないけど作画があまり動かず、サッカーだから動くアニメを期待していたので肩透かしを食った感じです。
百姓貴族 2nd Season(第2期)|アニメ|TOKYO MX (mxtv.jp)
第1期を追っかけ視聴して続編を楽しみにしていたアニメ。相変わらずのギャグの連発ですが、実際の百姓の体験談なので百姓という仕事を学べるアニメでもあります。
本放送は以上です。他に再放送で『機動戦士ガンダム』、『ゴールデンカムイ』(第4期)、『ゲゲゲの鬼太郎』(第6期)を観ています。