今を楽しむだけ
結果というものは、変えることができません。
今日、起こっていることや、今の自分自身は、過去の何かしらの行動や選択の積み重ねによって生じた結果です。
喜ばしい結果や厳しい現実、望んでいなかったことも含め、いずれも突発的に起こるものではなく、常にそれが起こるための条件が整っていたのです。
何を考え、どう行動し、どんな気分で過ごしているのか ―― 未来の結果を確実に準備しているのです。
今の自分は「過去の結果」であり、その事実は変えようがありません。
しかし、過去とは無関係の、新しい自分をどんな瞬間からも始めることは可能です。
そして、その変化は適切な時期に現れるものです。
もし、日々を無意味だと感じ、他人のせいにしているなら、それは自分で「無意味な結果」の種を蒔いているのと同じことです。
他者を責めるということは、無力な自分を育てていることに他なりません。
これは、かつての私自身の姿でしたが、その通りの結果が訪れていました。
今の私は自分に優しくし、自分の感じるものを信じ、「私ならできる」という希望まで持つようになりました。
ありきたりに聞こえるかもしれませんが、自分を励ましつつ、未来のためではなく、ただ今日のことをして、楽しんでいます。
もし今日、私が深刻な気持ちで過ごせば、その深刻さが明日の基礎となるでしょう。
一方で、今日何か素晴らしいものに触れ、充実した時間を過ごせば、その充実感から明日が生み出されていくのです。
例えば、大切な人に会うこと、友情を分かち合うこと、素直に感謝の気持ちを伝えること、勇敢であること、悲しみを感じること、率直に疑問を聞いてみること、気が済むまで空を眺めること、誰かに親切にしてもらうこと、好きなことに没頭すること、何もせずに自分自身を静かに見つめることなど、いろいろあります。
穏やかさと自己信頼に満ちた生き方が、私には相応しいと思っています。
私はもう、一生懸命になることも、頑張る必要もないのですが、これは私という周波数なのでしょう。
一人ひとりが異なっているのです。
頑張るのが大好きな人、陽気に輝く人、情熱的な人、寡黙な人、静かに過ごすのが好きな人、一途な人、不真面目な人、戦うのが好きな人、いろんな人がいるこの豊かさは自然そのものの豊かさです。
すべてが不完全で成長過程なのです。
どんな生き方にも価値がある、そう思えて、また余裕の枠が広がりました。