とうとうやった。借金全額完済。高額情報詐欺からの解放!《その2》
地域消費者センターの頭である国民生活センターへ電話を掛けた私は、もう何回目になるのかわからない高額情報詐欺アンサーズの話を最初からお話した。
5.国民生活センター
国民生活センターは、電話を最初に取った人が担当者となり、こちらから担当者を指名することはできない。しかし、たまたまいい人に当たったのか、非常に敏腕な方だった。一通り話を聞いて、「必要書類をそろえてください」と言われた。その書類とは、
●アンサーズに入会した経緯書
●勧誘時の条件がわかるホームページや動画のプリントアウト
4つあった数十分の動画をすべてスクショし(執念!)、プリントアウトし、国民生活センターへFAX。(その月の通信費が跳ね上がったことは言うまでもない😭)どうやって交渉するのか?と思っていると、なんと、担当者は、
「これは、クーリングオフでしょう。」
と一言。
えっ?!クーリングオフって、7日以内じゃないの??
と思ってると、事前説明と、実際に提供しているサービス内容が明らかに違う場合、期間に関係なくクーリングオフを請求できるらしい。
(じゃあ、よく聞く7日以内って、なに縛り??😅)
とにかく、国民生活センターの担当者は、約1か月半にわたり、粘り強く交渉してくれ、
《アンサーズから提示された返金額》
支払った金額の3割=74,940円 もちろん拒否。全額返せ、言うてるやろ!
↓
支払った金額の6割=149,880円 刻んでくんなや!耳そろえて払えっ!
↓
249,800円全額返金
ただし、これ以上訴訟などを起こさないと約束する書面にサインすることが条件。
つ、ついに。全額返金の提示が!
しかし、書面にサインすることが条件となっている。
そこで私は少し考えた。
被害者の会のLINEグループでは、
「集団訴訟ぢゃっ!」「逮捕ぢゃっ!」「許さんっ!」
とかなり感情的な書き込みが躍っていた。私も怒りは収まらないけど、国民生活センターの担当者が言った一言が心に刺さっていた。それは、
「気持ちはわかりますが、相手が返金交渉に応じてるうちに手を打つべきです。姿をくらまして連絡が取れなくなったら、返してもらえるものも返してもらえなくなります。」
なんと、核心を突いた言葉。おっしゃる通りで、ぐうの音も出ない。
人は怒りに狂うと、正常な判断ができなくなる。
そうだ。私は、払ったお金を返して欲しかったのだ。
相手を罰するために動いたんじゃない。
それに、「怪しいな」と思わなかった私も悪いし、そんな「おいしい話」がこの世に存在するはずはないのだ。
だから騙された私にも非があるのだ。
相手を罰するのは、私の役目ではないはず。
だって、警察で被害届すら受理してもらえなかったんだから。
冷静に考えて、全額返金してもらい、この件を終わらせることにした。
そして、被害者の会のLINEグループに書き込んだ。
「アンサーズが逃げてしまったら、1円も返ってこない。
訴えても、お金が返ってくる保障はない。
壮大な手間と費用が掛かるだけ。
冷静になってください。」
そして、全額返金してもらったということを書き込んだ。
その時点で、返金してもらった人は一人もいなかった。
その後、アンサーズから書類が送られてきた。責任者の名前を見ると、
小林静江
となっている。
お、女?誰?黒幕は女性なのか?
さらに驚いたことに、数か月後、このアンサーズの一件は、ゴールデンタイムの犯罪特集2時間枠の一角で放映されることになるのである!
2018年4月末、アンサーズに払った249,800円は、全額返金された。
もう飛び上がるほど嬉しかった、のだが!?
私は、2017年11月から2018年3月までの短期間の間に、なんと、アンサーズに酷似した高額情報詐欺に次々ハマるという人生最大の黒歴史を作ってしまったのである!被害総額は・・・
終活って、ひとりでやろうとすると、途中で挫折したりします。趣味:終活って言ってる終活プロデューサー(終活P)の私を頼ってください!多分お役に立てると思います。