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24.【ひとりっ子の私と親の終活】親の介護をしている人にかけてはいけないNGワード
昨日、緊急再入院した87歳母。また86歳父認知症が一人になりました。昨日までのお話はこちら。
歳をとるほど、健康の大切さ、日常生活が滞りなくできる有難さをかみしめます。昨日終日付き添いで、87歳母の入院前検査結果を聞きに病院に行ったのですが、結果が思わしくなく、しかも待機中に高熱を出したため、母は、緊急再入院となりました。
元々、5月20日に再入院して23日に手術する予定だったのですが、1週間前倒しになっただけで、この動揺。母も、私も、もちろん、父もです。
健康って、ホントに大事。
自分の身の回りのことが自分でできるって、ホントに大事。
そんなこんなで疲れ果てて帰宅した私は、母の旧友であり、私の小学校1年生からの同級生の母上である、おばちゃんに、今日のことを電話で報告しました。おばちゃんは、母のことをすごーく心配してくれていて、私の携帯にもしょっちゅう電話がかかってきます。
ちなみにおばちゃんは、母より5つ下で、とても気の利く、人の世話を買って出る人情味あふれた人です。今私が住んでいる家も、おばちゃんから紹介してもらって、とても快適に暮らせています。
そのおばちゃんから、昨日、励まされました。
「あっちゃん、がんばりや。あっちゃんしかおらんのやから。お母さんの事、しっかり面倒見たりや。頼むわな。」
うーん。という違和感。
ほんとに心底母のことを心配してくれているからこそ出てくるこの励ましの言葉が、疲れ果てた私には、鋭利な刃物の様に突き刺さりました。そして、わたしはこのように返答しました。
「ありがとう。そやけど、これがずっと続くんかと思うと、正直しんどいわ。私も倒れたら困るから、できる範囲でやるわ。」
おばちゃんは、黙ってしまいました。
この、私とおばちゃんの会話は、日本全国の親や家族を介護している子世代を励ますために、何の悪気もなく、ピュアにかけられている言葉だと思います。でもね、これ、
NGワードです。
「頑張ってね」は、マジ、NGワード。
介護していない人が、実際に介護している人に、かけてはいけない言葉だと思います。だって、
これ以上、頑張りようがないほど、すでに頑張っているから
です。これ以上疲れた体に鞭打つような言葉をかけないで欲しい。本当に心配してくれているのは痛いほどわかります。でも、鼓舞する言葉、励ましは、正直しんどいです。
何にもできないけど、いつでも話聞くからね。
私の場合は、これだけでいいです。何もできないことはわかっているし、過度に励まされるより、「あなたの頑張りはわかってるよ。だけど、しんどくなったら、話してね」といつでも歓迎してくれるスペースを空けておいてくれる方が、ありがたい。
私は、そう思います。
これまでのお話は、こちらのマガジンで読めます。
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