[ゴジラ HG D+ ゴジラ05]│造形もラインナップも素敵なカプセルトイ
私とカプセルトイ
私は子供のころからカプセルトイやカードダスが好きで、特に興味のなかったドラゴンボールや当時は何の知識も無かったSDガンダムのカードダスや所謂キンケシと呼ばれるカプセルトイを中途半端に集めては友達と自慢し合っていた。今にして思えば、あれはコミュニケーションツールのうちの一つだったのだろう。
当時は自由に使えるお金も少なかったので、コンプリートしてやろうとか好きなキャラクターが出るまでやろうといった野心など微塵も無かった。何しろそもそも作品自体を大して知らなかったので、単純にカードのイラストやトイの造形が好きだっただけである。
残念なことに大人になった今も使えるお金は多くないものの、多少はアツくなっても大丈夫なくらいには遊ぶことができるようになった。更に残念なことに今でもこれらへの興味は尽きず、そして多くの作品やキャラクターを知っているので、コンプリートの欲求こそ薄いものの欲しいキャラクターというものが明確に、そして多く存在するという状況になっているのである。
ゴジラ HG D+ ゴジラ05
ドが付くほどのミーハーなので、基本的にコンプリートしてやろうと思うことは滅多に無い。欲しいものが出てくれれば、後は基本的に関心がないのだ。ところが先日見つけたこのシリーズについては、是が非でもコンプリートしてやろうという意欲がかきたてられる実に魅力的な商品であった。
幼い頃にVHSをレンタルして、ウルトラマンを少しずつ観ていたことは以前の記事でも書いた。
当時は平成ゴジラシリーズ全盛の頃(多分)で、毎年劇場へ連れて行ってもらっていた。家ではウルトラマン、劇場ではゴジラだったのだ。そのまま興味はゴジラ方面へ移っていき、昭和シリーズも少しずつ借りながら特撮という技術の知恵と工夫、そして自由さを知っていくことになったのだ。
私の好きな"ゴジラ怪獣"
そんなゴジラシリーズで私が好きな怪獣と言えば、まずは平成ゴジラシリーズに引導を渡したデストロイアだ。
ストーリー自体はSF前回で泣けるシーンも多い「vsキングギドラ」が好きなのだが、怪獣単体で考えた時に真っ先に思い浮かぶのはデストロイアなのだ。
シリーズが終わるなどと夢にも思っていなかった幼い私にとってはこれ以上にない衝撃であったし、これまでも様々な方法で退治されていたゴジラだが、初代ゴジラをなぞる様なストーリーだったことも目頭が熱くなる展開だった。大人になってから観なおすと、別の色々な部分が気になってしまってイマイチ集中できなかった。歳はとりたくないものだ。
何にせよ、あれだけのシリーズを終わらせたことは、どんな理由であれ勇気が要るし、そして意義のあることだったと思う。だからこのデストロイアという怪獣も当然深く記憶に刻み込まれるのである。
そして次に思い浮かぶのは、自分でも何故だかわからないが「メガロ」なのだ。
幼い日の興奮をもう一度
困ったことに、この「ゴジラ HG D+ ゴジラ05」ではメガロが採用されている。恐らく共演していたガイガン(しかも後にリファインされて更にパンクな姿にされた)よりも人気の無さそうなメガロとまさかこんな形で再開できるとは思いもしなかった。
更に昭和のメカゴジラと、何だか妙にデキが良さそうなキングギドラ、そして何よりゴジラ'91という強烈なラインナップである。私はこの91ゴジラも好きで、この頃から巨大化したこともありズッシリと重量感のあるフォルム、口を閉じていてもイケメン且つ哀愁を感じさせる顔面、長すぎず短すぎない尻尾の長さといった天才的なバランスが成立しているゴジラだと思っている。野生の中にも確かに知性があり、人間を諭し導く存在としてのゴジラを感じさせる動きも良かった。(※全て個人の感想です)
これは是非ともコンプリートせねばならない。しかし以前のシリーズではゴジラを獲得するまでに8,000円を要した。そんな苦い思い出は、今再び蘇った幼き日の興奮にいともたやすくかき消され、気付けば私は20枚の100円玉を握り締めていた。
4回でコンプリートして見せる!と心の中で静かに意気込む私であった。
結果
・1体目
まずゴジラが出てくれた。これだけで以前の雪辱は晴らせた気分だ。
実際には何も晴らせていないのだが、とにかくそういう気分だ。
私の好きな表情をしており、静かに佇む雰囲気がうまく表現されていると思う。新堂(都庁)へ向けて熱線を吐くかどうか逡巡しているようなシーンが「vsキングギドラ」随一の名シーンだと思っている私にとっては、この雰囲気は堪らないものである。
ニワカなのでモデルがどのシーンかは詳しくわからないが、それでもこれまでのカプセルトイゴジラの中でも私にとって一番カッコイイと思えるゴジラだ。
・2体目
再びゴジラが登場した。早くも4つでコンプリートの野望は潰えたわけであるが、それでもこんなにカッコイイゴジラなのだから、有難く組み立てた。
・3体目
ここでキングギドラの登場である。この怪獣が一番好きだという人も多いのではないだろうか。私もカッコイイ怪獣だと思うし、ヤマトタケルに出て来たヤマタノオロチも好きだった。
そしてこのキングギドラも実にカッコイイ。よくこのサイズと形状のフィギュアが、あのカプセルの中に入っていたなと思う程のボリュームであり、その分少し細かいパーツ分割はあったものの、それらもかなり違和感なく構成されていた。
顔や鱗の造形にまず驚いたが、それぞれの質感もかなり良いのではないだろうか。
91ギドラは、是非ともソフビのメカキングギドラと並べて飾りたい。
・4体目
メガロを期待していたが、トリはメカゴジラだった。私の中でメカゴジラと言えばブリキ感溢れるこのモデルである。リベット打ちが細かく再現されているし、キングギドラ同様に全身の光沢も嬉しい。色分けも細かく成されているので完成度は高いと思う。一部に少し墨を流せば尚良いかも知れない。
おわりに
そういうわけで残念ながらコンプリートはできなかったが、メガロを手にするその日まで、私は諦めないだろう。
私の好みをピンポイントで突いて来る、なんともニクいカプセルトイであった。