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月刊汁マガジン

元芸能記者、元AV監督などなど流浪の人生を送るフリーライター荒井禎雄が、時事ネタ・地域批評・グルメなど様々なジャンルの記事を書いています。 [特に高評価された話題] ・表現規制…
[料金] 500円(月) [更新頻度] 2018年11月の開設以来、毎月約20本の記事を掲載して…
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#カレー

新蕎麦の季節に長野旅行! その2 松本徘徊編

新蕎麦の季節に長野旅行! その1 https://note.com/oharan/n/n488ffdd04a06 その2 https://note.com/oharan/n/n3cf8e5e8c756 その3 https://note.com/oharan/n/n06b7458ade79 前回は中央道の大渋滞に巻き込まれ、お目当ての蕎麦集落でのランチに間に合わなかったというお話をした。 急遽、代替案として塩尻の本山宿でお蕎麦をいただいた訳だが、せっかく何時間もかけて長野ま

奇跡の復活を遂げた上野の老舗カレースタンド!(クラウンエース/上野/カレー)

近頃は上野も私が知る "あの街" ではなくなってしまっている。つい先日は遂にABABまで完全閉館してしまい、じゃあいったい何が残ってるんだよと言いたくなる今日この頃。 日本の商店街の "元祖的存在" のひとつと言われるアメ横なんか、何年も前から普通に買い物をするような場所ではなくなっていたし、今は観光目的の外国人だらけで、迂闊にチャリで通りかかると人波に飲まれて抜け出せなくなるほど。 そんな現在の上野は「惜しまれつつ閉店した思い出のお店だらけ」なのだが、中には一度は閉店し

タイ料理マニアが絶賛する錦糸町の大型新人!(アロイちゃん/錦糸町/タイ料理)

我が家は私も女房もエスニック系のご飯が大好物なのだが、いま住んでいる墨田区南部からは、一大エスニック供給地である錦糸町が非常に近い。 お陰で子供ができるまではしょっちゅうタイ料理などを食べ歩いていたのだが、ここ数年はどこへ行くにも息子連れが前提条件であったため、タイ料理や韓国料理、インド料理といった辛い食べ物はご法度になってしまっていた。 ところが、今年に入った辺りから息子を置いて夫婦2人で食事に出る機会が増え、いままで絶食状態だったエスニックを踊り食いするチャンスが頻繁

まさかの出来事、ちゃんこしかない街こと両国に美味しい南インド料理屋が爆誕!(おいしいビリヤニ/両国/南インド料理)

人生、長く生きていると嬉しい出来事がありまして。 なんて大袈裟な書き出しから始まる今回のグルメ記事ですが、テンションがおかしくなるのも仕方がないのでございます。 なんと「どうせちゃんこ屋しかねえだろ」と言われ続ける外食産業不遇の街・両国に、とても良心的で美味しい南インド料理屋さんがオープンしたのであります。 お店があるのは都営大江戸線の両国駅から少し南(森下・清澄方面)に歩いたところ。大通り沿いではあるのですが、実はこのテナントは以前は可もなく不可もなくなインネパ系と思

インド式も日本式も共通。カレーを作るならこの手間だけは絶対にかけろ

久々に思い出したこのシリーズ! 息子よ、お前がこれを読んでいるという事は、私はもうこの世にはないのだろう(挨拶) という訳で、すっかり忘れてたよこのシリーズの存在を! 我が家では私が台所番長なので、せっかくだから息子のために父親のレシピ集や料理のコツ、コスパの良いやり方・考え方なんかをまとめておきたいなと思ったの。 いやあ、こんなに心がほっこりするシリーズを作っておいたのに、殺伐とした話題ばかりに心を奪われるとは、我ながら「ネットバトルだけでアクセス稼ぎし続けてい

2023年の年越しそばはここ!(翁そば/浅草/蕎麦屋)

さっきアップしたNHKの胸糞記事が今年最後になるのが嫌だったので、急遽年越しそばを晒すぜ! 我が家は毎年のように年越しそばを食べる店を変えているのだが、今年は浅草六区を代表する老舗そば屋『翁そば』さんに決定! ただ、この店はただでさえ有名かつ混んでいるお店なので、大晦日ともなれば大行列必至かと覚悟はしていたのだが案の定……。だが思ったほどではなかったので、おとなしく列んで待つことに。 運悪く、開店してから最初のロットに漏れた直後だったようで、それなりに待つことになってし

正統派でもあり、オリジナリティもあり、侮れない両国の町中華(大宣/両国/町中華)

大江戸線の両国駅近く、改装工事中の江戸博の目の前に、昔からやっているレトロな町中華がある。 ご覧のように、間口が非常に狭く、お世辞にもキレイとは言えない外観なのだが、常連客が多く賑わっている人気店だ。 中はうなぎの寝床のように奥に長く、入り口付近はカウンター席だが、奥にはテーブル席も。メニューはラーメン系、焼きそば系、餃子や定番中華メニューに、オムライスやカレーライスが加わってくる「これぞ町中華!」といったラインナップ。 ちょっとお得なセットメニューもあるのだが、店が推

神保町のオアシス『人生劇場』が再び潰れていた……ので心を癒やすために思い出のお店でカツカレー

コロナ禍もあって全く知らなかったのだが、神保町のオアシス的パチンコ屋『人生劇場』が再び潰れておった。 ここは神保町で唯一のパチンコ屋という点以外に、こじんまりしたレトロな内装と、人生劇場という深すぎる店名で妙に愛されていた神保町の名所的存在だった。 しかし近年のパチンコ不況の波には勝てず一度は閉店。その直後にキコーナグループが買い取りを発表し、キコーナの支店として人生劇場の店名を残して運営していた。 ところが開店直後こそ良い評判を聞きはしたが、すぐにそれは聞かれなくなり

マイカリー食堂と松のやの併設店なんてパターンもあったのか!

女房のバースデーケーキを買うために、市川にある行き着けのケーキ屋さんへ向かった私と息子。 しかし、息子に何よりもまずは腹が減ったとゴネられ、ケーキを買う前に軽くお腹に入れることに。 だが市川駅前の飲食店事情には全く詳しくなく、辛うじて「蒙古タンメン中本がある」と知っているくらい。だが中本は辛い食べ物が苦手な息子に「ありえない」と一蹴。 それじゃ駅前をふらついて何か探すかと飲食店街っぽい通りを歩いてみるものの、サイゼ・富士そば・ミスド・日高屋・かつや・てんや……と中々のラ

【セブンイレブン・ビリヤニ】去年のと大違いやないか! 本気でお店の味やんけ!

仕事帰りにアイスでも買おうかとたまたま立ち寄ったセブンイレブン。そこの弁当コーナーに、巷で噂のビリヤニを発見。SNSなどを中心にかなり評価が高いのは知っていたが、今までそれほど興味は持たなかった。 というのも、去年バージョンのビリヤニがマズくはないものの、そこまで高評価できる物ではなかったからだ。余計なことを言うならば、去年のカレーフェスではデリーのカシミールの再現度(というか美味しさ)が圧倒的だったように思う。アレはコンビニ飯で許されるレベルを超えた本気の辛さで美味しかっ

錦糸町に新しくオープンしたカレー店に入ってみたら羨ましくて仕方なかった十条の名店だった!(カレーリーブス/錦糸町/南インド料理)

私は以前「板橋区限定グルメライター」なんてニッチな肩書きで活動していたのだが、墨田区に引っ越してしまったために、その頃の飲み歩き仲間とは疎遠になってしまった。 今では彼・彼女らが発信する板橋~北区界隈のグルメ情報を「いいなぁ……」と指をくわえて眺める毎日を送っている。 ここ何年かで特に羨ましかったのは、至れり尽くせりな十条駅周辺のエスニック天国ぶり。今となってはオラが街となった錦糸町も、十条に負けず劣らずエスニックで有名な街なのだが、板橋~十条界隈の店はそれとは違う特殊な

日本一 "画力が残念" なネパール料理屋が板橋に爆誕!(スパイスラバー/板橋/ネパール料理)

板橋区には昔からなぜかネパール料理の良店があちこちにあったのだが、その中でも特にフラッグシップ的な存在は大山のマナカマナだと思われる。 それを筆頭に、上板橋のスルエシーや、10年前に「かわいそうなツイート」でバズった中板橋のだいすき日本など、様々なネパール系のお店が根付いていった。 その反面で、非常に良心的な南インド系・北インド系のお店は長続きせず、早々と潰れてしまったのだから、板橋にはネパールの食文化を受け入れる謎の磁場があるに違いない。 と、そんな導入から今回はどんな

『タンドリー 鯵』 という食文化の融合をまざまざと見せ付けられた件(タラキッチン錦糸町BEST店/錦糸町/インド・ネパール料理)

錦糸町のタラキッチンについては、前回の記事で紹介したばかりなのだが、その記事を書いている最中にまた食べに行きたくなってしまい、息子を連れてディナー利用して来た。 自分で書いた記事で自分が腹を減らすという、何だかよく分からない内燃機関。自作自演やマッチポンプなんて表現でもいいかもしれない。 それはともかく、今日は女房がお出かけのため、息子と2人だけのディナータイム。前回は四ツ目通り店の方を紹介したので、今回は新しくオープンした錦糸町2号店の方に突撃。 このまま2店舗体制で

「こんなエスニックを待っていた!」 居酒屋仕様なのにしっかり美味しいインド料理店(タラキッチン錦糸町店/錦糸町/インド料理)

夫婦揃ってエスニック好きな私は、常々女房とこんな話をしていた。 「お高いレストラン料理ばかりじゃなくて、もっと庶民的な家庭料理に毛が生えたような料理をそこそこの値段で食べたいよね」 が、タイ料理にしてもベトナム料理にしても、基本的に割高な店ばかりで、頻繁に食べに行くにはお財布へのダメージが厳しい。 たまに価格設定の安い店があったとしても、それは極端に味のクオリティが低い「アジア系の料理なんでもやります」的な方向性だったりする訳で。 インド、ネパール、タイ、中華……と節操