生理なんて望んでない。月に20日も生きれない私たちの運命🌓
くっそ腰が痛くて目が覚める。
今月もやったきた、あれ。
「まだ4時じゃん。
最悪だ、今日仕事なのに。」
いや、休みに被って生理になることのほうが少ない。もっと寝たかった。
空きっ腹で、痛み止めを飲むと胃に良くないから、
お腹空いてないのにとりあえず、ゼリーを放り込む。
そして、生理を恨み辛み、痛みによる吐き気と闘いながらトイレに向かう。
「あったたけーー」
便座の温かさに救われる。
*
痛み止めが効くまでの1時間は、
大抵トイレで過ごすことになる。
毎月過ごす人生で最も意味のない時間。
私は子どもを産む気はないから。
*
目次
生理とは、
医学部女性差別
生理痛の重いクラスメイト
ドラマ17.3about a sex
生理と闘いながら普通に振る舞う私たち
*
生理って言うのは、
人によって周期は違うけど、だいたい28日前後。
私は14日でくることもあれば、30日でくることもある周期不順なタイプ。
どうして子宮内膜が体外に排出される必要があるかというと、
卵巣から排卵された卵子と膣から入った精子が出会って受精し、受精卵となり着床するためのベッドとして内膜が分厚くなるんだけど、受精しなくて不要になった場合、子宮内膜(ベッド)は、出血を伴っててはがれ落ちて排出されること。
これが生理って言われてる。
で、私をものすごく悩ませてる生理痛って言うのは、
子宮を収縮させて、不要な内膜を血液と共に体外に押し出す働きをするプロスタグランジンのせい。
あとは、血流が悪くなったり体に負担がかかっていたりすると、より強く痛み感じるんだよね。
痛みの強さは人それぞれで、
私の場合、月経困難症って診断されてるほど強い痛みなんだ。
それに、月経前症候群(PMS)を相まって最悪。
月経の3~10日前頃に起こるもので、理由なく不安になって気分が沈んだり、寝つきが悪くなったりするの。
だから月の半分以上は、
本領発揮出来ないってこと。
最悪。どういうことやねん。
*
少し前にTwitterでこんなツイートが回ってきた。
「生理がある女性と生理のない男性の1か月」についてなんだけど、現時点で18万いいね、7万リツイートがある。
https://twitter.com/you1026/status/1312901117521530881?s=20
女性も自分の言葉では言わないけど、わかってほしいと思う人は多いのだと察した。
というか、生理について話しちゃいけないタブー感ってなんなの?
歴史的に見て、血を出すと汚いとされてたから?
いや、女性の生理のシステムがあるから生まれてこれてるのにね。私もあなたも。
生理へのタブー感って究極の自己存在に対する否定じゃない?
そんなことまで思ってないか。
生理による身体的精神的侵襲知って、気遣ってくれる人はどれくらいいるんだろうか。
*
「はーーーまじで痛い。しんどい。」
「薬効くの遅いなー もう一回寝たいんだけどな」
いつも仕事の日と被って、睡眠不足に腹を立てながら向かう。これが私の宿命。
学生の時は、
何故だかテストと生理が被ることが多くて、
いつも腹痛腰痛と闘う中で集中力を剥ぎ取られ、
悔しさに溢れながら問題を解いてきた。
数学の長文の問題を読み切る集中力は無いし、
脳内にあるはずの単語は掘り起こせないしっていうのが当たり前。
生理でのコンディションを加味して、テスト勉強する。本番では実力の80%出るかどうかだから。
それでいて中学生の時は、クラス1位は1回しか取れなかったけど、私の精一杯でいい成績を取れていた。高校も。国試の時も。
( 本当に頑張ったよ、私。 )
それが私のテスト。
コンディションも試験対策の一環だなんていうけど、生理現象をどうしろと?
私のテストの点数は、いつも悔しかった。
*
医学部での女性差別のニュースを見たとき、
「はああ?どちらかというと加点するべきだろ?」「こちとら生理と闘ってんだぞ。おっさんども、1週間ちんこから血を流す生活してみろ!くそ!!」と思った。
https://www.asahi.com/articles/ASL824PXZL82UBQU00G.html
男子になりたい。というか生理無くなってくれ。
生理がない男子と同じラインで闘う意味がわからない。
1カ月の内1週間は生理だし、その1週間前はPMSでイライラや不安感、過食あるし、1ヶ月で元気がある時なんてほぼない。
生きるってだけで疲れ切ってる。
生きるをどうにか継続してる感覚。
これって、、、望んでたこと?
*
差別のニュースを見て、思うことがある。
働く場や人と人が交流する場に残るいや、残れる女性は、結局「強い」ということ。
看護学生の時、生理痛の重いクラスメイトがいた。
その子は、毎月生理になると休みがちで、低学年の時は乗り切れたものの、実習が長期になる年に退学せざるを得なかった。
私より看護師向いていたかもしれないのに。
だけど、
私は、卒業できた。
たぶん、同じ月経困難症だったと思う。
それでも生理の重さには、差がある。同じ疾患でさえ。
私は痛いし、気持ち悪いし、足が痺れて感覚が鈍くなるし、頭回らなくなるけど、それでもなんとか学校には行けた。
人生で1番生理の重い日は、痛み止めを飲んでも、痛みは止まらなくて怠くて立ち上がれなかった。
寝たまま布団の中で、冷や汗をかきながら耐えるしかないという地獄。
2週間に及ぶ多量出血。夜用パットが半日でたっぷたっぷになる出血を2週間も繰り返したのである。
婦人科に行っても「若いから生理がまだ不順なんだよ」の一言で終わった。
これは、「頑張ればできる」という精神論を話したいのではない。悔しいことに頑張りたくても頑張れないことだってある。そういう人がいることをせめても知って欲しいのである。
運が良かったなんて、自分の運の良さに浸りたくない。
*
こんな話をトイレで書いていたら、足が痺れた。
立ち上がると、目の前に積み上げられたトイレットペーパーに激突してしまった。
便座のおかげでお尻はあったかだけど、足先は凍っている。
冬のトイレ恐るべし。
*
生理の辛さには、もうほぼ諦めていて、というか毎月脳天沸騰するぐらい腹立たしいのだけれど、諦めざる終えないのだよ。生活してるんだから。
https://abema.tv/channels/abema-special/slots/CYn6mTayWAz9bM
だけど、ドラマ「17.3 about a sex」を見て、私のためじゃなくて、もっと若い子たちのために発進しなきゃと思った。
エゴかな?だとしてもいい。
私は小6から生理と付き合ってる、付き合わざるおえなかったわけで、もう10年も毎月お股から血を流してるのである。
悩みも悩み切ったのか、諦めたのか
もうわからないのだけど、、、
*
冷静に考えて、生理と闘いながら、普通に振る舞って生きてる私たちって偉くね?すごいすぎじゃん!
だから、辛い時は誰かを頼っていい。
具合悪いって言っていい。「毎月のことじゃん。」って言われても、「その毎月のことに悩んでるんだよ」って叫んでいい。婦人科行くのが怖いなら、私がついていこうか。
理解されないって、やっぱり辛い。
私自身、「周りに痛みなんて理解してもらえない」って言ってこなかったから。
痛みってどこまでも主観的だもん。全然伝わらない。
伝えるって、怖いし、めんどいし、言葉上手く考えるの難しいし、越えるハードル高くね?多くね?って思う。
それでも、少しでも伝えられたら、進めたらすごいじゃん。
「女性」ってだけで日々世の中に挑戦してるなんて、ほんっとーに不条理だけど。
個人個人が発信することで世の中の見え方って変わるのかな。どうだろうね。
私は、少しでも私たちが生きやすくなると期待したい。というか期待しないとやっていけない。
《 もっと簡単に生理休暇取らしてくれーー!!
生理用品もっと安くしろー!!なんなら国が支給しろー!!ピルももっと安くしろー!!
電車で若い女性が優先席座ってもいいだろー!!
妊娠してなくても生理痛でしんどいんだぞー!! 》
*
立派そうな大人に期待してもなーんにも世界は変わらない。
もう少し待ってみる?
それとも私たちの手で変えてく?
でも、どうやって?
わからない。だから私、発信してみることにした。
何か、変わるかな。
#いま私にできること
#思い込みが変わったこと #生理#性教育#女性#ナプキン#NoBagForMe#ドラマ173
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?