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『チ。ー地球の運動についてー』自然を詠む、アニメを観る、コペルニクス的転回
ずいぶん前に、
原作も全巻読んだ、
内容もおぼろげだが、
絵の密度も濃くてすばらしいので、
地、智、知、血、
それぞれの生々しさが鋭利になって、
美しさが増幅されている。
今までも原作マンガがアニメ化された作品は観てきたが、
こんなにも宇宙観、世界観、が影響される作品も多くない。
観る者を15世紀のヨーロッパへと誘い、
天体観測の丘の場面では、まるで自分も宇宙空間にいるかのような感覚に陥る。
原作漫画の静謐な美しさを保ちつつ、
アニメーションならではの動的な表現によって、
物語にさらなる深み、
宇宙に対する畏敬の念と、
異端裁判の異常さ、
人間の探求心、
コペルニクス的転回を、
シンクロさせつつ深めている、、、、
そして、、、フベルト、
聖書ではなく自然を読む。
ぼくらはいきものだから