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『ルー・ガルー:人狼を探せ!』「レオン」のジャン・レノ効果

人狼ゲームとタイムスリップ、
フェイクメタフィクションゲームからのタイムスリップ、
禁断の手法に近い。

不思議とノレるのは、
ジャン・レノのおかげかもしれない。

「グレート・ブルー」「レオン」、
この人でなければ、
これだけヒットしただろうか。

その理由のひとつは、この人の、
人間離れしたキャラクター、
それでいて優しさが滲み出ている、
ではないだろうか。

いや、
ジャン・レノが出演してなければ、
多分、観なかった本作。

衣装含めたプロダクションデザインの見応え充分。

昔の家、物、甲冑、衣服、装飾品、
剣、エイジング(汚し)等々の時代考証からの、
オリジナルアイデアが腕の見せ所、
これだけの物量を具現化する為の
技術の蓄積、ノウハウ、人材が豊富な証拠だ。

予算は現代劇の約3倍は必要、
上記の現物以外に、
置き場所、運搬車、陳列する棚、
立て掛ける物等々、
ほとんどの物は単品で置く事が不可能なうえ、
まとめて重ねて運搬も不可能なので、
付属品も膨大な量になる。
それらをスムースに作業するスタッフの経験値も、
作品の成否に大きく関わってくる。

そういう事を大事にしている作品かどうかは、
いくつかのシーンを見ればわかる。

暗い所に火を灯すたいまつはVFXか本物か、
基準は観客が楽しんでくれるかどうか、だ。

そういう観点だと本作のクオリティはかなり高い。
もちろんシナリオも演出も、、、モナリザも。

悪魔も神も一緒に踊れ~

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