『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』ティモシー・シャラメの凄さ、ヴァンパイアからミュージカルの世界観を背負える技術とは
おまえが唄うんかーい!
と、ならないように、
ミュージカルのさじ加減は難しい。
プロットやシナリオのさじ加減は他でも言ってるので略。
細部でいうと、
金が無いウォンカの貧乏臭をユーモアとかっこいい衣装で脱臭。
悪役は、トンズラ、ボヤッキーみたいな笑えるキャラ。
キャシー・ベイツに近づきつつあるオリビア・コールマンのような、
笑えるキャラ、正反対のガチサイコでも、
できるような人でないとドロンジョ様は難しい。
ウンパルンパがヒュー・グラントかーい!
英国執事のような綺麗なイギリス英語を使う俳優は誰?
真っ先にあがるのがヒュー!
マイケル・ケイン、ジェレミーは、
ウェイン家で雇用済み。
ダメもとでオファーしてみよー!
ヒュー!
ウンパルンパを知ってるかな?
メキシコサラマンダーと間違えてないか?
しらんけど、、、
書けばきりがない、
膨大なアイデアと、
そのアイデアを、
地に足をつける為の実験が必要。
その実験の為には、
時間とお金が必要。
美術や音楽のセンスは、
観た通り。
警官の衣装ディテールは、
かっこよくしないと、
ユーモアが立たない。
でも、
ミスタービーンはやり過ぎでしょ、
とか言われたりする。
ので、
ミュージカルは難しい。
が、
映画好き、映画が好きな人、
映画沼にハマる人に、
素晴らし過ぎるミュージカル映画に心奪われた人は多い。
ミュージカル映画は大事なものを奪っていく。
本作もそんなウォンテッド指定されても不思議ではない大泥棒のような、正統なミュージカル映画の傑作。