『雪山の絆』実話ベースとはいえ、描写の技術が高い
どこまでリアルなのかは、
わからない。
ただ目が離せない。
実話ベースとはいえ、
描き方の技術が高い。
セリフをナレーションのように、使いながら、
展開するカット、シーンは、
淡々と進行する。
美しすぎる星々、
そびえるアンデスが
うらめしい。
マイナス20度の北海道で、
撮影した事がある。
本作は極寒の地で、
撮影していない事はわかるが、
演出、撮影、照明その他の、
技術が高いので気にならない。
また、別の作品、違う時期場所で、
ロケハン中に3時間程度、
10人弱で、
濃霧で、遭難に近い状況になった経験もある。
たかだか3時間程度でも、
道も状況も先が見えないのは、
かなりの極限状態になる。
その状況で、
日数を重ねる、
あるいは、
重ねている、
想像を絶する。
何キロも移動していたつもりが、数十メートルの同じ場所を、グルグル回っていた、、、と後でわかった。
『ひかりごけ』の三國連太郎の表情を思い出す。