小国公立病院
小国らしい医療をめざして取り組んでいる小国公立病院の取組を親しみやすいイラストと共にしたためました。ぜひご覧ください。
熊本県小国郷で進められている小国郷医療MaaS・DX推進プロジェクトの内容について、取り組み内容を共有するマガジンです!
小国郷のこと私たちのこと 九州のほぼ中央、熊本県の最北端に位置する人口約1万人のまち小国郷(熊本県小国町・南小国町)。わたしはこのまちの「小国公立病院」で働く常勤の臨床医。熊本市内から単身赴任で小国に来るようになって、もうすぐ12年になる。 美しい山々に囲まれたまちの多くを占める山林は、丈夫な建材として重宝される小国杉。古くから林業が盛んだ。杖立温泉や黒川温泉があると言えば知る人も多いかもしれない。新しい千円札の顔になる近代日本医学の父・北里柴三郎博士の生誕地でもある。
こんにちは。 小国公立病院では、小国郷(熊本県小国町、南小国町)エリアの医療機関として、全世代型ケアシステムの確立を地域の中で創っていくことを目指しています。 今回、その取り組みを株式会社地域科学研究所さんと一緒に、小さな小冊子にまとめました。物語形式の漫画を取り入れて、小国郷の日常風景と一緒に、小国公立病院が取り組んでいる医療MaaZや医療DXの取組も紹介しています。 小冊子は小国郷の各所や、各地に配布予定となっています。noteでもマガジンとして紹介していきたいと思って
前回、noteの記事で、先行リリースしていたオンライン診療車が正式に北里柴三郎記念館で行われました!いよいよ2月6日より移動診療がスタートします!! 小国でいきていくためのケアネットワークを。 小国郷(小国町、南小国町)エリアでは、多機能診療拠点の一つとしてオンライン診療車が活用されます。小国公立病院+サテライト診療所+オンライン診療車この3つが連携し、診療データなどのデジタル情報で医療情報共有できるオグシスネットワークも活用しながら診療データ共有ができる仕組みも搭載されま
小国公立病院では医療DXの取組の一環として、移動診療車のプロジェクトを進めています。2月より運行開始を予定しています。ついに移動診療車が完成。1月29日についにお披露目会をする予定です。 その前に、移動診療車、北里柴三郎号の全貌をいち早くお伝えします。 ラッピングには、「近代日本医学の父」として知られる小国郷出身の微生物学者・教育者である北里柴三郎先生をモチーフに。 小国公立病院では、「サテライト診療所」と「移動診療車」によって、移動が困難な患者さんの近くへ直接訪問する移
まちづくりにつながる全世代型ケアシステムとは?小国公立病院では、2024年度に医療MaaSの導入を進めており、その概要については、前回お伝えしてきました。今回は、その背景にある小国公立病院が目指しているこれからの小国らしい地域医療の在り方について、ご紹介していきたいと思います。医師のひとりである片岡先生は、全世代型ケアシステムを今後の小国郷の地域医療の重要なコンセプトと位置付け、進めています。 全世代のウェルビーイングを目指す 生まれてから教育的ケアが必要な時期 子育て
医療MaaS(Mobility as a Service)とは、オンライン診療システムや医療機器を搭載した自動車のことです。 病院に行くのではなく、病院が近くまで来てくれるサービス。地方部においては、医療従事者が減っていく中、病院に行くことが困難である人は増え続けています。そんな地域に必要になってきている医療サービスの一つです。 特に医療MaaSが必要となっているエリアは? 利用できる公共交通機関が少なく、かつては自動車を運転して診療を受けに来ていた患者も高齢化し、運転免
人口が少ない地域において、公共サービスが公共施設だけで提供される時代ではなくなる。 人口が少ない地域において、公共サービスが公共施設だけで提供される時代ではなくなりつつあります。団塊世代が後期高齢者世代に移行する中で、地域の医療環境はますます人手不足とケアが必要な地域が増えていくことが予想されます。公共サービスも施設だけではなく、サービス自体が移動することで、空白地帯をカバーする取り組みが広がっていくことが必要です。 熊本県小国町で取り組む移動診療車とICT活用。 現在、熊
小国郷(熊本県小国町、南小国町)にある公立病院、小国公立病院のことを紹介します。 熊本県と大分県の境にある人口は、両町合わせて、人口約10,000人の町です。 地域の医療は、人口減少や団塊世代の後期高齢者段階への移行によって、非常に厳しい環境が続いています。小国公立病院は小さな公立病院ですが、地域密着型多機能病院として、様々な取り組みを行っています。 小国病院の概要と特徴小国公立病院は、小国町に立地する公立病院です。医師数は7名体制で運営されています。(2024年1月現在)