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🏍【海外レースレポート】CIV2023🇮🇹 第3戦🏁手応えを感じたバレルンガ✊

オージーケーカブト

オージーケーカブトはオートバイ／自転車の各ジャンルの競技で活躍する「人」を通じて競技や選手を知っていただきたく、本人によるレポートやコラムを掲載しています。
　今回は19歳より単身イタリア🇮🇹でオートバイレースにチャレンジ中の、元生徒会長ライダー・川﨑祥吾選手によるレポートをお届けします！

（第Ⅰ回 自己紹介編）


🏁第3戦の舞台はバレルンガサーキット

みなさんこんにちは！
川﨑祥吾です。今回も読んでいただきありがとうございます。

イタリア選手権 第３戦 バレルンガラウンドが終了しました。
ベストリザルトを更新することはできませんでしたが、自分の成長を実感し、自分達の取り組みが間違っていなかったことを再認識できました。
今回はそんなレポートです。

2023年第3戦は歴史あるアウトドローモ・ヴァッレルンガ・ピエロ・タルッフィという、ローマの北にある1周4.11km、14のコーナーを持つ通称「ヴァッレルンガ・サーキット」で開催されました。

https://vallelunga.it/
ちょうど日本の筑波サーキットのようなカタチで倍ほどの大きさ

🕐予選、いきなり自己ベストも、タイヤがぁ〜🥲

いつものレース同様、走行は木曜日から。
走り出す前に、世界選手権参戦経験のあるメカのフィオーレさんが、大まかに各コーナーの走り方を教えてくれました。バレルンガは初めてではありませんでしたが、自分だけでは思いつかなかったことも教えてくれてさっそく試してみることに。

いきなり去年の自己ベスト1秒落ちタイムが出た。一本目にしては悪くありません。いい感じ。さすがは我らの花ちゃんです（フィオーレ＝花）。FP2、FP3と順調にタイムアップしていき、最終的に初日で去年の自己ベストまで持っていくことができました。（順調すぎて逆に怖かった）

金曜。これまでの経験でFP3から早めにSCXタイヤ🛞（≒短期決戦用スペシャル）でセッティングを詰めていたこともあり、落ち着いて金曜のFPを消化。ここでもコンマ5秒タイムアップ。
Q 1でもさらにコンマ5秒のタイムアップ。
最終ラップにはセクター1で赤表示（そのセッション内で一番速いという表示）もあって、チームは大興奮。

次に向けて改善点も見つかって、入念にミーティングをしていざQ2へ。
しかしここで新たな問題点が。路面温度が高いためフロントタイヤの減りが早すぎ、予選の最後までもたないという…。
セッションの後半でタイムを出すための作戦を組んでいたのに…それが噛み合わなくなってしまいました…。
そんなこんなで予選は23番手。
前回より悪くはありませんでしたが「もっと行けた」という思いが強く、とても悔しさの滲む予選となりました。
🕐予選-23位

🏁スタートディレイ、で発電機がぁ〜🥲

気持ちを切り替えて望んだレース１。
スタート！…と思ったらシグナルのトラブルでスタートディレイ!?
そしたらなぜかタイヤウォーマー用の発電機がつかなくなってしまった。なんてこった！

この時ばかりは「頼むから一刻も早くスタートしてくれ！（タイヤが冷めちゃう〜）」と心からの願っていました。が、それもむなしく再スタート。
サイティングラップではいつも以上にタイヤに熱を入れるよう意識。しかし一周でできることには限界がありました。
微妙なスタートをきめ、ガツガツ抜かして前に行きたいところでしたが、タイヤが前後滑っちゃって、もうダンス状態。やっと慣れてきた頃には、本来タイム的にいられたはずの集団は彼方へ。気持ちを切り替えて現在の集団でひとつでもポジションを上げることに集中しました。
結果、バトルを制し、集団のトップでチェッカー。
🏁レース1🏆17位

そしてきましたピットウォークタイム。
僕のお気に入りの時間です。前回同様ポスターを配りつつファンの方たちとお話をしつつ、さらに今回思いつきで希望者にはマシンの上に乗せて写真を撮り出したら、これが大人気。いっときは隣のキャンギャルより人が集まってたんじゃないかと思います。ポスターもすごい速さで捌けちゃって、残り時間を半分残して在庫全てなくなってしまいました。これは予想外で、この盛況っぷりにはチームオーナーもニッコリ。若干驚いてさえもいました。束の間の人気を得られてとても嬉しかったです。

🏁レース2はスイスイ、の先に…

そしてレース２です。
発電機は直っていて、無事タイヤウォーマーを使えました。良かった。
レース１よりはマシなスタートを決め、はじめの2,3コーナーでスイスイと前に出ることができました。

ところがそこから前に立ち塞がったライダーがとてもジャマで😅
パワーのあるマシンを抜かすのに四苦八苦。レース中盤、このままペースを乱されてはダメだと思い、一度あえて少し離れてみることに。
そこから自分のペースを取り戻し、徐々にバトルを仕掛けられるようになってきました。激闘の末、なんとか残り数周時点で前に出て、そこからは後続を引き離しながら前を追いましたが、あと一歩届かず、チェッカー。
🏁レース2🏆18位

両レースともレースの内容的にはバトルの勝利、後半の追い上げができてよかったのですが、レースペースを比較してみると、もっと前、10位争いでもバトルができそうな感じでした。
次回はもっと前でバトルをして、そのバトルに勝てるよう今回のミスをしっかり振り返り、繰り返さないようにします。
「もっとできる」というポテンシャルは見せられたので、あとは実行するだけ。
次回は綺麗に週末を締め括れるよう頑張ります！
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました！！

P.S.
この度、YouTubeチャンネルを開設しました！
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→ https://youtube.com/@ShogoKawasaki15


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