息子が14歳の誕生日に「自己肯定感」について問いかける
先日、息子が14歳のお誕生日を迎え、
当日、家族でこちらの講演会に参加しました。
自己肯定感第一人者
中島輝氏特別講演会
『自分らしく生きるを実現する思考の習慣』
この講演会・・・
「東京と違いこのエリアで
200人以上集めたいなんて無謀だ!」
などと言われることも多かった中、
300人以上申込みがあったそうです!
主催のぬくもり絆プロジェクトの皆さん、
佐久平女性大学卒業生の皆さんが中心となり、
地域の未来や子ども達の成長を願う情熱が、
多くの応援を集めたことは明確です!
そんな大盛況の講演会のラストの質問コーナーで、
「僕はいま中学2年生ですが、
小学校の頃の大切な友達が何人か不登校です。
僕は、どちらも本人が選択すれば
良いことだと思うし、不登校は悪く無いと思う。
でも、友達が自己肯定感を持てるように・・・
力になるには、どうしたらよいですか?」
という質問を、息子は中島さんへ投げかけました。
その問いに、
自分から連絡した時に、もし、それに応えてくれたら、どんな風でも、先ずは「ありがとう」「嬉しいよ」と、
コミュニケーションしてくれること、ただ居てくれることを承認することは大切。
そして、
空を見上げるだけで、自己肯定感は高まるものなんだよ!と。
空見てみて!キレイだよ!
そんなメッセージも良いかもしれないね。
そんな中島さんからのアドバイスに、
「今日来て良かったです。早速、実践してみます!」
と息子。さらに、
「実は僕、今日、14歳の誕生日なんです!」
とちゃっかり伝えていました(笑)
そして中島さんの呼びかけで
会場の皆さんから、
「お誕生日おめでとう〜!!!」
と、お祝いのメッセージをいただきました。
中島さんと会場のみなさまのおかげで、
誕生日にしあわせな時間を家族でいただきました。
ありがとうございます!
そして、帰宅後主催者や参加した方々から・・・
「息子さんの話に皆さん感動されていて、涙されてる方も…ほんっとに最高な子育てをされているなぁって心があったかくなりました。」
「それにしても、素晴らしい質問でしたね。息子さんの質問をきき、私や夫も、”そうだね、こういう質問したいね!”と逆に刺激を受けて、いろいろ考えることができました。素敵でした!」
など、嬉しいメッセージが届きました。
息子の発言にもありましたが、
不登校を選択すること自体、
私は悪いことだとは思いません。
戦後の人口ボーナス期と、現在の人口が減少しているオーナス期では、社会に求められる要件も大きく変化しています。それでも昔から変わらない教育システムに、大人でも違和感を感じます。
同質を求められる雰囲気や、「不登校は甘えだ」という認識もまだ残っています。
大切なのは「誰が、何が、悪いか」ではなく、
「どうすれば子どもたちが幸せになれるのか」
「自分がどのように考え、何ができるのか」
ではないでしょうか。
日本では不登校児童生徒数は、過去最多を記録しました。
これだけ多くの子どもたちが「学校に行けない」「行かない」と言っているのは、子どもたちと現在の教育の在り方、学校制度の間にミスマッチが生じているのではないでしょうか。
息子が移住した信州で通う学校のコンセプトがとてもユニークなので、リンクを貼ります。
◆大日向小学校・中学校
https://www.jenaplanschool.ac.jp/
◆イエナプラン教育とは
https://japanjenaplan.org/
日本では、未だ、指導・命令によって子どもたちを管理する教育が根強く残っている印象ですが、このイエナプランスクールでは、そんなデフォルトが通用しないので、先生達と子ども達が対話型のコミュニケーションを大切に、自ら考え、選択し、実行する力を育んでいます。
私は仕事で、会社組織の風土改革に関わらせていただいていますが、その根幹をたどっていくと、やはり、大きな影響を与えているのは、幼少期からの教育です。
私たちが、これから加速度的に変化する世界を生きるために、日本の学校教育のあり方の変革も必要だと感じています。
人を一律に管理するのではなく、これからは「学びを選ぶ」選択肢が、子供にも大人にも求められていくのではないかと思います。
子ども達が自己肯定感を持って、個性や強みをイキイキと発揮できるように…
私たち大人も、過去由来のバイアスを手放しながら、「学びなおし」が必要だと、考えさせられた息子の誕生日でした。