最近注目され始めているFIREとは①
1.最近注目され始めているFIREとは何か?
2.FIREを実現するにはどうするか?
1.最近注目され始めているFIREとは何か?
まず「FIRE」とは“Financial Independence, Retire Early”の略です。日本語にしますと「経済的な自立と早期の退職リタイア」を意味しています。そして投資や貯蓄などの資産形成を通して会社などに所属しなくても生活できる「経済的な自立」を達成しており、「早期に退職できる状態」を目指そうという考え方のことです。
まず詳細な収支計画や人生設計を立てる必要があります。FIREの実現に取り組む人の多くは、30代・40代の方が比較的多い印象があります。そしてお金を投資なとで貯めていき上記のような状態に到達することを目標にしております。
2.FIREを実現するためには?
FIREの実現を目指すなら、どの程度の額を目標に資産形成すればよいのかを解説していきたいと思います!
まず年間支出の25倍の資産を用意することが必須になってきます。FIREを実現するには、1年の支出額の25倍の資産を用意する必要があるとされています。たとえば、1年の支出が250万円であるとするならば25倍(25年分)で6250万円、同じく400万円であるならば1億円がが目安になってきます。25年分しかないのでは40歳でFIREを実現したら65歳で貯蓄が尽きてしまうではないかと疑問に思う人もいると思います。FIREでは単に貯蓄を切り崩して生活するのではなく、投資の運用益を生活資金に充てることで資産が枯渇するのを防いでいきます。えっ「そんなの無理に決まってるじゃん。」「そんな元手があるわけないよ。」ここでそう感じた方も多いと思います。
では、なぜFIRE実現のためには、25年分の支出額を用意すればよいのでしょうか。その理由が次で説明する「4%ルール」になります。
まず「4%ルール」についてお話ししていきます。「4%ルール」とは、FIREにおいて「毎年の支出額を資産の4%未満に収める」という支出計画のことです。なぜ4%なのかというと、米国株式(S&P500)の1945年から2020年までの年平均成長率7%から、同期間の平均物価上昇率3%を引いた数字がだいたい4%だからです。1年の支出を資産の4%未満に収めれば、資産が枯渇してしまう確率は非常に低いという考え方に基づいています。
つまり、支出を資産の4%未満に抑えられれば、物価の上昇を考慮しても支出(生活費)と収入(投資の運用益)で差し引きゼロになる計算になりますよね。これなら、投資の元本は減りませんので、同じ利回りが続くと仮定した場合、計算上は翌年以降も同額の運用益を上げることができます。イメージとしては電源の付けっぱなしの洗濯機だと思います。永久機関をイメージすればわかりやすいとおもいます。
FIREを実現するには1年の支出の25倍の金額の資産形成が必要という先述の条件も、この4%ルールが念頭に置かれています。先に、1年の支出額が300万円の場合は7,500万円が必要と例示しました。これを言い換えると「投資の元本が7,500万円ならば、その4%分、つまり300万円未満に年間支出を抑える必要がある」ということになります。
もちろん、投資に絶対はありません。 数十年もの間、一定以上の利回りが続く保証はありません。また、場合によっては元本割れする可能性も否定できません。しかし、4%ルールで想定されている状況が継続する場合、理論的には生活資金は枯渇しないことになると計算できます。
今回は
1.最近注目され始めているFIREとは何か?
2.FIREを実現するには?
についてお話させていただきました!
続きもまだまだありますのでよろしければご覧ください!