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加藤製本×新潮社 本の学校 製本工場見学ツアー レポート(前編)

こんにちは。小川なっちです。

2月5日(水)、東京・神楽坂近くにある加藤製本株式会社で開催された製本工場見学ツアーに参加してきました。

このツアーは、特装本『能十番 新しい能の読み方』の刊行を記念して、約2年ぶりに開催された特別なイベントでした。

特装本『能十番 新しい能の読み方』の表紙の金箔に使われた型と素材
珍しい装丁の見本が展示されていました!
ひときわ目を引く、華やかな装丁
ニックネーム「すみれさん」♡ 本を糸でかがる足踏み式かがり機は昭和45年製

工場見学の概要

2時間半にわたる充実したプログラムが用意されていました。
通常は撮影禁止の工場内を、加藤製本と新潮社のスタッフが同行して撮影してくださり、参加者全員に記念写真とショート動画のデータが提供されるという贅沢な企画でした。

熟練の職人たち

ベテラン職人 飯塚隆さん
製本歴40年以上のキャリアを持つ飯塚さんから、製本の基礎についてのレクチャーを受けました。
現在は営業職として新潮社を担当されているそうです。

若手職人たちの活躍
入社14年目の浅岡奈緒さんは、新潮文庫100周年記念復刻文庫の手作業による製本を担当。
また、入社17年目の渡邊貴菜さんは、10万部突破記念の特装本製作を手がけるスペシャリストとして活躍されています。

特別な体験

工場見学だけでなく、製本体験コーナーや稀少本に触れる機会も設けられ、本づくりの過程を五感で体感することができました。

参加者全員に『能十番 新しい能の読み方』が贈呈され、その他にも素敵なお土産をいただきました。

次回の後編では、実際の製本工程や、普段は見ることのできない工場内の様子についてご紹介します。


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小川なっち@Kindle出版サポート9年目/ペーパーバック作成、国会図書館への納本まで
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