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【目印を見つけるノート】108. 彼にはいつでも言うべきことがあった

きのうは晴れてよかったです。
カープは引き分けでしたね(にわかです)。

きのうはうちで歌いすぎて声がガラガラです。苦情が来ないうちにやめないと(苦笑)。

⚫『シナーラ』号のニュース

朝、1927年にイギリスで建造された木製帆船『シナーラ』号の修復が完成したというニュースが流れていて、目が釘付けになりました。
ボロボロ(失礼)だったのが美しい姿を相模湾に表していました。まったく詳しくないのですが、セール(帆)に見とれました。

レストアにより7枚の帆を有する2本のマストをもつガフリグ(メインマストの帆が台形)の完全な木製帆船全長:96フィート(29.26メートル)全幅:18.7フィート(5.69メートル)総重量:73トン肋骨(フレーム):オーク材甲板(デッキ)および残りの部分:チーク材
引用:
https://www.riviera.co.jp/flagship/cynara/

イギリスの国立海洋博物館に『シナーラ号』の設計図面があったので、修復の役に立ったそうです。

この感染症禍もあるのに、イギリスの船大工さんなどが日本の職人さんと作業を終了されたそうです。広島の府中から来た若い家具職人さんが、「楽しい」とおっしゃっていたのが印象的でした。

企業さまのプロジェクトですが、このような時期に夢のある取り組みを完遂されたことに敬意を表します。

⚫図書館の本、リサイクル本

手元に来ました!
ウディ・ガスリーの『ギターをとって弦をはれ』です。
1975年の初版第一刷です。垂涎です。

え!?小説?
叙事詩?
というぐらい、描写が細かくイキイキとしています。自伝です。

ああ、そうだった……。
ずっとずっと昔に見たボブ・ディランの言葉だったか……突然ポンと頭に浮かびました。

「彼にはいつでも、言うべきことがあった」

そうでした。
何て的確な一言でしょう。さすがディランさま。
言うべきことのある人が怒濤のように、スラングのリアルと文学を混ぜこねて書いた文章以外のなにものでもありません。

風はぼくの周囲でほえ猛っていた。雨は肌をびしびしと叩き、貨車の鉄製の屋根に激しくぶつかった。しのつく雨は、壁に穴をあけんばかりの勢いでほとばしる消火用のホースの水のような音をたてた。夜の闇は墨を流したように真っ暗で、稲妻が雲を破って閃いた瞬間にだけ、雷鳴のなかを唸り走る列車の四角い形を認めることができた。

ウディ・ガスリー『ギターをとって弦をはれ』(中村稔・吉田廸子訳/晶文社)
「19 栄光へ向かう列車」より引用

まだ全部読んでいません。すぐ読んでしまうなんて、もったいなさすぎます。そう思わせるのが私にとっていい本かもしれません。

でも、先日のnoteで書いた『グランド・クーリー・ダム』の疑問については解決しました。私の感じたことでおおむね合っているようです。付け加えるならば、ときの政権が信頼に足るものだったということです。
それはまた今度書きますね。
テーマ設定しなければ。

ウディ・ガスリーの『THIS LAND IS YOUR LAND』です。

この国にも希望があることを信じて。

図書館では、廃棄本を持っていっていいというコーナーがありました。もう残り少なくなっていたのですが、4冊いただいてきました。

ベタベタ貼ってありますので、写真はパーツだけ。

ファラデーの伝記はもったいないなあと思ったのですが、私にはうってつけでしょう。
シェイクスピアの評論は見た感じ取っつきにくいですが、掘り出し物だと思います。

ウディとファラデーとシェイクスピアと現代のリアル、われながら自分らしい選択だと思いました。自画自賛。

⚫お籠りクラフトとばら

クラフトは翠のゴムブレスです。ネフライト(天然石)にチェコガラスビーズのリーフ型を合わせて。

ばらは少し暑そうです。
虫に注意しなければ。

それではまた、ごひいきに。

おがたさわ
(尾方佐羽)

追伸 大林監督の映画が月末から公開のようです。ずっとずっとご無沙汰しちゃったこと、本当にごめんなさい。
今は何とも言えない時期ですが、よかったら一緒に見に行きませんか。

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