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【目印を見つけるノート】1554. 療養明けのヒートウェイヴ
きのうは、数日前のコメント欄で『赤毛のアンごっこ』にお付き合いいただき楽しく過ごせたせいか、思ったほどすぐ快調にはなりませんが、ちょっと復調のきざしも見えてきました。
いずれにしましても、ありがとうございます。
上記のような想像遊びから発展したのか、ちょっと違うかもしれませんが、
名作のリライトは近年多いようです。カミュの『異邦人』を別視点でとらえたものも出ていますね。
あとは、男女入れ替わった『大奥』もそうなのかな🤔リライトではなくて、続きを書くというのもありますね。小松左京さんの『日本沈没』は他の方によって続編が書かれています。
まだ読んではいないのですけれど😓
リライトについては、
ここのところの講座でもよく耳にします。西欧では新たな試みと受け止めている場合もあるようです。
自分としては他の方の作品の視点変換リライトをするつもりはありませんし、続きを書くこともないだろうと思いますが、「ものの見方」が問われるという点で注目しています。
たまにしてみる『ごっこ遊び』は個人の密やかな楽しみです。特に『赤毛のアン』は本→アニメと間髪入れず見ていましたので、アンの口調までうつりそうになったりします。ディテイルはガタガタですけれど。
それでは例えば、あしながおじさんのジュディになって手紙を書いてみましょうか。あくまでも想像です。
〈親愛なるおじさま、
季節のごあいさつをまずここに書かなければいけないのですけれど、失礼千万ながらそんな気にはとてもなれないのです。
かつて私はジョン・グリアの日々を憂鬱この上ないものだったと書きましたが、先週はそんなものが吹き飛ぶぐらい最低最悪な上に、虚栄の市の痛ましい破滅、百年に一度の大惨事、黒猫も梯子も十字路も逃げ出すような悪運……ああ、むしゃくしゃします。私がパンドラならば、箱にガラス管で穴を開けて、世界にあるすべての悪いものをひとつひとつ書き留めるのに、彼女はなぜ逃してしまったのでしょう。
きのうはおじさまに初めて直接お会いできる日のはずでした。それなのに水曜日、学校医の診察を受けた私は、「日曜日までは安静にして外出禁止」という診断を聞いて、ふらっと卒倒しそうになりました。熱のせいでしょうって? ええ、その通りですが、おじさまはこの程度の虚飾を許してくださいますよね。もちろん、これらのあらましはすべて代理人の方に伝えました。日を改めましょうと慰めてくださったけれど、私の気がおさまりません。
おじさま、私は神さまも「やれやれ」とOKをくださるぐらい、たくさん待ったのです。
ずっとおじさまにお会いして、お礼をお伝えしたいと思っているのに、この前はおじさまのご都合でダメになりました。そのときはまだ次を待とうと思うことができした。でも、今度は違う。まったくもって私の不徳の至るところなのです。ああ、ジュディのばか!
おじさま、こんなに愚痴っぽい娘に閉口してしまうのではないのかしら。でもおじさま、私はもうじき援助をいただかなくてもよくなります。今までは空気を入れないと飛べないカエルのようなものでしたけれど、空気管はもういらなくなるということですね。
おじさまが今回私に会ってくださるのも、そのようなお話があるからなのでしょう。
しくじったジュディの本心は大きな感謝と、ひと塗りのマスタードのような寂しさというところです。
おじさま、どうかこれを見て、「どこの誰だったっけ」とつぶやいて、手紙をゴミ箱に放り込まないでください。少なくとも私はおじさまのお手紙をそうしたことは一度もありません。聖ベネディクトに誓って、決して。
とても、とても、おじさまにお会いしたいです。
愛をこめて
ジュディ〉
えーと、主人公のジュディはラストの方であしながおじさんに会えるのですけれど、そのタイミングで熱を出したらどうだっただろうと想像して書きました。それでも、じきに会えたと思うのですが、ちょっとした私のいじわるともいえます😅
このようなお話は二次創作にもならない、私の想像だけで書いたものです。もちろん、これを作品として出すことは絶対にないのですけれど、お話の別筋を書いてみたり、あるいは仮託して書いてみるのはトレーニングとしてならば悪くないのではないのかと思ったりもします。
今日は蟄居も解けたので、外に出てみましたがありえない暑さですね。外でお仕事をしていらっしゃる方は本当に大変です。どうか休憩を取ってお身体に気をつけてください。
それでは今日の曲です。
Tommy Tucker『Hi-Heel Sneakers』
ハイヒール👠は履かなくなりましたけれど、永遠の憧れです。ジュディの頃はあったかな。
今日はどちらかというと暑さでアウトですので、ここで失礼します。
お読み下さってありがとうございます。
尾方佐羽
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