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【目印を見つけるノート】1762. 部分を切り取るだけでは見えないかも

昨日はひとつのことを書きましたが、そんなわずか1日でも、何とも表現のしようのないニュースや希望を繋ぐようなニュースが飛び込んできます。

アメリカでは飛行機事故が続きました。1か月前の韓国の事故もそうですが、悲劇などと安直にいうことのできない、表現しようのないニュースです。
ただ、お祈りします。

ロサンゼルスの山火事の救援ライブ『Fire Aid』の模様も伝わってきました。出演アーティストがコラボしたりと支援の輪を繋ごうという意思も伝わってきます。ニルヴァーナの皆さんの演奏(グロールさんのお嬢さんヴォーカル)、素敵でしたね。

脈略ないですが、ふとロバート・ブラウニングの短い詩を思い出しました。

The year's at the spring, 
And day's at the morn; 
Morning's at seven; 
The hill-side's dew-pearl'd; 
The lark's on the wing; 
The snail's on the thorn; 
God's in His heaven,
All's right with the world!

Pippa's Song by Robert Browning - Your Daily Poem https://search.app/JgGvdycUicdRNaeQ8
より引用。

1行目と4行目、
2行目と5行目、
3行目と6行目、
4行目と8行目、
でそれぞれ押韻しています。
詩の技巧としてお知らせしたい部分。

これはもともと劇中の詩で、
工場勤めの少女が、稀なお休みの日に、
ルンルンと無邪気に歌う歌なのですね。
有名な日本語訳はちょっとニュアンスが違うように感じます。
そもそも、19世紀のロンドン(産業革命だし方々工事中)にこういう場所がたくさんあったのかな、別の場所かな🤔という疑問がわいたため、ちょっと調べてわかったのです。

言葉というのは扱いが難しい。
この詩も私は初め、有名な訳でしか覚えていませんでした。
一部分を抜いて解釈すると、原文全体の文脈と合わなくなることが往々にしてあります。よく、名言集などを目にしますが、原文全体の文脈や書かれた趣旨も見た方がいいのではないかと思います。でないと時には、とんでもないことになってしまうかもしれません。

それと、
本当にコピー、カットアンドペーストだけで自立できる言葉って、一歩踏み込んでみると、実はそんなに多くないのかもしれません。

有名な日本語の訳とはちょっと違いますが、
最後の2行を私ならこう意訳します。

♪天にまします神さまが
♪世界をみんなよくされる

春の美しい光景を見ていたシーンではなく、町中で口ずさんでいたものですので。
決して人の世はよいことばかりではないけれど、神さまがきっとよくされるーーというニュアンスで私は受け止めています。

だから今、思い出しているのかな🤔とひとりうなずいています。

いつか、翻訳のようなことをできたらいいなと思いますが、語学もロクにマスターしていないのですから、無理かな😅
ただ、詩については「こういうことを言っているんじゃないかな」と思うこともありますので、ちょびっとずつやってみようかな。いきなりダンテやミルトンに飛ばないように😱😱

さて、まだまだ終わらないオデュッセイアをやりつつ、洗濯しましょうか。
あ、できた👚

Jimmy Smith『Strut』

最近、Jimmy Smithさんを集中的に聴いてみたいなと思っているところですが、たいへんクールですね。オルガンにわざわざ転向しただけあって、素敵に響かせているなと思います(偉そうよ😒)。Strutは突っ張るという意味だそうですが、Tensionと似ているのかしら。Strut Downだと堂々と歩くという意味になるそうです。Straightにも通じていそうです。
私などは、ストラトキャスターぐらいしか認識していないので、言葉についてはさらなる精進が必要です。

それでは、お読み下さってありがとうございます。

尾方佐羽

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