【詩です】あなたを連れていく
ここにも 光があたらないかな
日かげだから 薄ら寒くって
コートの襟を立ててみるんだ
もしかしたら これまでずっと
ここにも 光があたらないかな
そう思ってきたのかもしれない
ぜったいに そんなことないわ
昼があって夜が来るのは 摂理なの
光があれば 影が生まれるけれど
どちらかだけということはないし
影のないところには光もないのよ
そうっと一歩 踏み出してみて
本当だ 光のあるところに出た
あなたはよく 分かっているんだね
でも 聞きたいんだけどいいかい
どうして 呼びかけてくれるの
それをいわなくてはいけないかしら
どうしてもというなら 仕方ないわ
私はあなたを 連れていくために
ただそれだけのために ここにいる
どこへ 連れていこうっていうの
しあわせまで
光のあふれる あたたかいところへ
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