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【目印を見つけるノート】1635. 現在公開しているもろもろのリストです

さて今日は、きのうも書いた通り、公開しているお話のリストを出します。

公開が古い順のリストです。
歴史の小説はすべて史実をもとにした「フィクション」です。
(2024年9月27日時点)

✒️『水野勝成 居候報恩記』(2017~)長編・連作

※タイトルを変えました🙏
戦国時代のさなか、勘当され放浪していた暴れ武者・水野六左衛門がひょんなことから備中(岡山)成羽領主のもとに身を寄せることなります。そこで彼は放浪することを止め、みずからの進む道を考えるようになります。
初代備後福山藩主、水野勝成の半生記です。築城400年🎉
初めて書いた歴史小説です。公開年から毎年番外編を書きましたので、それだけで1冊本にできそうです。徳川家康のお母さんから伊達政宗まで、いろいろな人を出しています。
他によもやま話も書いていて総覧のようになっています😅
本編は朝日時代小説大賞で予選通過でした。

✒️『姫様と猫と勧進能』(2017)短編

紀州徳川家の姫様が、無下にされた農民の訴えを別の形で伝えようと、あえてその土地で勧進能を行います。
あれよあれよと将軍様も巻き込まれます😉
黄門様とか暴れん坊将軍のノリかしら。でも将軍様の決め台詞はなかなかいい感じだなと思います。
『新井宿の義民六人衆』の史実が基になっています。こちらはオール讀物新人賞で二次通過でした。

✒️『肥後の春を待ち望む』(2017)中長編

豊臣秀吉が全国統一を間近にしていた頃、秀吉の命で肥後(熊本)に入った佐々成政に国人領主たちが反旗を翻します。
「九州が取られてしまう」という危機感のもと国人たちは奇襲をかけて抵抗し善戦します。
九州に生まれ育っているものの、秀吉に従い彼らと対峙する立花統虎(宗茂)は煩悶しつつも果敢に戦い、彼らを追い詰めていきます。
着想から完成まで3カ月という、私にしては恐ろしく早いペースで書きました。その分粗いですが、隈部親永さんの本能的な怒りと、立花統虎さんのジレンマを書く。それしか考えていませんでした。
ちなみに、若き日の水野勝成も出ています😄

✒️『16世紀のオデュッセイア』(2017~)長編

16世紀の世界を旅する人(チェーザレ・ボルジア)を中心に、そこから展開される人の歩みやつながりを書いています。イタリア、フランス、インド航路、日本と来ています。
章ごとに主人公は変わっています。チェーザレ・ボルジア、フランシスコ・ザビエル、架空の人ニコラス・コレーリャ、カトリーヌ・ド・メディシス、織田信長、ルイス・デ・アルメイダなどです。
2024年9月現在、12章で180万字を超えるけっこうな長編です。ほぼ週一更新。私が『オデュッセイア』とよく書くのはこちらのことです。フランシスコ・ザビエルの章の一部はオール讀物新人賞で予選通過でした。

✒️『鎌倉もののふがたり』(2019~)連作

12~13世紀、鎌倉幕府の御家人などのエピソードを人ごとに書いた連作です。
六代御前、稲毛重成、長江義景・みわ、熊谷直実、番外編として吉川広家(大江広元)の計5章を公開しています。長江義景・みわの章はオール讀物新人賞で二次通過でした。
あと5~6人書きたいのですが、感染症がらみで取材に行けず、そのうち大河ドラマが始まり並行するのも気が引けたので休耕中になっています。
次の章を考え中です。

✒️『パスカルからの最後の宿題』(2020)短編

17世紀、有名な科学者・哲学者のブレーズ・パスカルが人生の最後に果たした、パリの乗合馬車にまつわるお話です。数学的センスがないので書くのは難儀しました。
ラストは個人的にとても気に入っています。
こちらはオール讀物新人賞で予選通過でした。

✒️『慈童は果てなき道をめざす』(2021~)連作

14世紀の室町時代、旅をする世阿弥元清についての連作です。能(謡曲)を一章にひとつふたつ取り上げる予定ですが、今は休耕中です。読み切りの1章のみを公開しています。

✒️『ブリストルの兄弟ーThe Modern World Never Concerns』(2022)短編

19世紀、世界で初めて通信用海底ケーブルをドーバー海峡に敷いた兄弟にまつわる話です。語り手は『The Electrician』紙の編集人ジョン・グレイ氏です。語る舞台はロンドンです。初のイギリスものでしょうか。

✒️『福山ご城下開端の記』(2023)長編

水野勝成が波瀾万丈の末に、備後福山藩を築くお話です。『水野勝成 居候報恩記』からの流れの総集編でもあります。ここまで一通り書けたことに安堵していますし、いろいろな方に助けていただいたこと、忘れません。ありがとうございます。


現在公開している歴史小説9編は上記の通りです。
あと公開しているものとしては、『風信子ノ詩集』(ヒヤシンスのししゅう、詩)、『Nine Inch Stories』(現代の短編集)があります。ここまではすべて、ポータルサイト・アルファポリスのプラットフォームでしています。
noteでも、短めの詩をまとめたマガジンがあります。

短編小説のマガジンもあります。
前出『Nine Inch Stories』とほぼかぶっていますが、さらのものもひとつふたつあります。

あと、『武蔵野』をいろいろな角度から見ようということでこちらもマガジンにしています。これは歴史小説ではないですが、本にしようと思っています。

そのほか、現在非公開の現代ものの短編がいくつかあって、そもそも出していないものもいくつかあります。
最近はペースが落ちた面もあります。2017年は貯めてあったものを出したので、それと比べると少ないですが……何というのでしょうか。
「もうちょっとガッツリ自習してパワーアップしたい」期間のようです。今後は連作と長編を書いていくようになると思いますので、その体力作り。
先日短編をふたつ上げましたし、またぼちぼち書いていきます。とりあえずは『オデュッセイア』を。
あ、忘れていた。
noteの本項目は本日付で1635日、低めに見積もって毎日平均1,400字ぐらい書いていますので、230万字近く書いている計算になります。一番の長編ですね😉

これが私の現在地です。
ということで、引っ張っちゃおう。
The Groovers『現在地』

また、1カ月経てばわたしの現在地は変わるでしょう。1年、2年経ったらまた変わるでしょう。でもいつどこにいても、自分が立っているところが現在地です。GPSで身体の位置ははっきり分かるでしょうが、心や考えているものの位置はもっと遠く方々に散っているでしょう。
それも含めた「現在地」です。

それでは、お読みくださってありがとうございます。

尾方佐羽

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