【目印を見つけるノート】1686. 伝説のギターと木彫りの熊
Jeff Beckさんのギターやアンプ130点（以上）がオークションに出品されるそうです。
散逸してしまうのはもったいない気もするのですが、維持保管にも相応の手間がかかることは明らかです。それを遺族の方が負うというのも大変でしょう。
一括して購入する篤志家（メンテナンスにも責任を持ってくれる）がいたらよいのですけれど、全部でいくらになるのでしょう。もとより、ひとつも買えないであろう身なのですが余計な心配をしています😅
ギターやアンプもそうですが、エフェクターも相当お持ちだと思います。詳しくないですが、トーキング・ボックスとかワウペダルとかファズとか特徴的な音を出すツールがいくつもあるだろうと思います。
と思いつつ、
先般他界した私の父のことを思うのでした。
父はボブ・ディランさん、ジョーン・バエズさん、オーティス・レディングさん、ドクター・ジョンさん、ヴィヴィアン・ウェストウッドさん、サイモン&ガーファンクルのお二人などと同じ年の生まれです。並べるとすごいな……。
父の遺品整理と部屋じまいは妹と８月にしたのですが、ほとんど妹が整理して私は選別係。本当に、一人でするのは困難な作業です。そして、私が預かってきたものも結構ありました。写真とかそれまでの書類とか、あとはいくらか置物を。
亡くなる５日前に会ったのですが、普通に話をしている中でポツリと、
「ああ、あの熊の置物だけはとっておいてほしいんだよな」と言いました。北海道の方のおうちには必須？の鮭を抱えた木彫りの熊ですね。
私は「なーに言ってるのよう」と半ば冗談で聞いていたのです。
そして父は急に亡くなって、
熊の置物はうちにやってきました。
やっぱり心の中にふるさとの北の大地があったんだろうなぁ。
他に馬や布袋さま、小さな観音像なども引き取りました。観音さまは台湾で買ったのかな🤔 熊は大きいので置き場を確保できず、よく拭いて包んでいますが、ほかはご仏前にいてもらっています。ものはもっともっと∞たくさんありましたが、大半は処分しました🙏💦
私には急だったけれど、父には急ではなかったのかもしれないですね。
そのときに気づかない私はとんだ唐変木でした。「また来るね～」などと言っている場合ではなかった。いろいろ悔やむことも多いですけれど、４ヵ月経とうとしている今、一通り子どもらしいことができたので安心しています。
そのような目で見ると、
ベックさんのギターも、いいところに引き取られるといいなと思ったりするのです。同じように弾ける方でなくとも。
Jeff Beck『She's a Woman』
ギターの音に変化が多いといえばこの曲を思い出します。もとはザ・ビートルズの曲ですがいじり方にもちょっとびっくり👀‼️ライブでもやっているのにびっくりもします。
実は……Jeff Beck さんの曲でひとつ、どうしても名前が分からないものがあります。２年ほど前にも必死に聞き倒したのですが、聞き落としているようです。
私の宿題ですね。
それでは、お読み下さってありがとうございます。
尾方佐羽
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