【目印を見つけるノート】600. 完璧な1日を解釈する方法
いい天気ですね。
きょうは午前中にちょこちょこっとメンテナンスをしていました。シルクのスカーフをクリーニングに出したり、セーターの修繕をしたり、衣替えの続編のようなことですね。セーターの修繕に使った糸が余ったので、アクセサリーのプロトタイプ(試作品)を作ってみたりしました。
すぐ脇道にそれる😓
ベレー帽にハットピンで着けたら可愛いかもなあ。
さて、このnoteも600回=600日目です。たいそうな企画を考えようかとも思いましたが、セーターの修繕😅
今日は散歩をしながら、お釈迦様が何日ぐらい修行して悟りを開いたのかなあと思って調べました。
6年でした。
日数は分かりませんが(閏年もあると仮定して)単純計算で2192日ぐらいですね。
そうか……お釈迦様でも6年。
600日はまだまだだなと思いました。修行ではないですけれど。
そしてふっと左を見ると、いきなり富士山が目に入りました。
「えっ?」
いつも見ているスポットより大きく見えるし、マンション様も脇に避けている。いわゆる、この辺りでのベストポジションではないでしょうか。五重塔の上から見るともっといいのかもしれませんが……可能な範囲で。
600日か、それともお散歩52日目かよくわかりませんが、ちょっとした、いや、結構なプレゼントに思えたのでした。
お寺ができた鎌倉時代にはもっとよく見えたのでしょう。
当時は海岸線も見えて潮の香りがして……鎌倉時代の人になったつもりで富士山を眺めてみるのでした。
ちょっと切ない気持ちになりました。
先行して、今日の1曲を。
LOU REED『Perfect Day』
「完璧な日」と聴いて、どんな1日を思い浮かべますか。
学校や仕事が決まった日。
結婚したり子どもが生まれた日。
宝くじが当たったり万馬券を獲った日。
滅多に見られないアーティストのライブで最前列だった日。
テーマパークで遊びまくった日。
何かの競技で一等賞になった日。
好きな人に告白してOKがもらえた日。
離れて暮らす恋人に再会した日。
この曲は、そのような明るい出だしではありません。きれいな悲しさに溢れています。歌詞はありふれた1日のスケッチのようですが、ピアノが印象的に響きます。
おそらく、サリンジャーの短編『バナナフィッシュにうってつけの日』をもとにしているのですが、お話と同じように歌の中でもさりげない、ありふれた日が過ぎていきます。
でも、完璧な日、ぴったりな日、うってつけの日なのです。
これほどの、透徹した目で1日を味わえるのは高度な感覚が必要かもしれません。
小説はちょっと衝撃的ですが、サリンジャーのお膳立ては完璧です。
さて、これからまた、書きますか。
パティ・スミスのほほえましいカヴァーとともに。
Patti Smith『Perfect Day』
こちらには間違いなく、愛があります。愛があるとね、少し変わるのです。面白いなと思います。
それでは、お読みくださってありがとうございます。
尾方佐羽
追伸 来月武道館に行くことになりました。
神保町ぶらぶらしようかな。