【目印を見つけるノート】1673. 神保町でイベント三昧
ちまちまと作ってみました。
Rayさんの高校の文化祭でもらったペーパークラフト。
作ったことなどないものですから妙に手間がかかりました。見映えはぶつけたぐらいボコボコですが、ご笑納ください。
いくつか、コツが分かりました。
・説明書をよく見る
・きれいに切る
・のりしろを切り落とさない
・のりははみ出さない
・仮止めと固定はクリップでなくマスキングテープでする(ボコボコになるので)
・曲線部分は少しづつ固定する
・微調整できるので慌てない
という感じです。
ポルシェ997だそうです。
「プォー」と走らせていたら、Rayさんにスピードオーバーと無免許運転でキップ切られましたとさ😅
文化の日には向いた作業だったかもしれません。
今日もお出かけです。
一ツ橋の共立講堂に行くので、神田古本まつりをのぞいてみることにしました。
えっと、現場の写真を撮ろうかなんて思っていたのですけれど、入ってしまったらもう、探している本を見つけるのに必死です。リストも持っていきましたから。
ぐるーっと回って、結局一番ほしい本はなかったのですけれど、リストのものはちょっとだけ買えました。そもそも、本が潤沢に買える予算はありませんので、本の状態とお値段を見ながら算盤です。
昼に中華料理850円の定食を食べて、共立講堂にゆっくり向かいます。本がこれだけありますので、必然的にゆっくりになります。
今日のイベントはこちら。
日本ペンクラブ主催(多数協賛)の『ふるさと文学2024 鷗外・漱石・一葉の神保町』という、文学のライブ・オン・ステージ(チラシより)です。
全体は三部構成です。
第一部が映像ライブステージ『時代は走る、私は止まる ~鷗外・漱石・一葉が生きた夢と悪夢』でした。
3人の作家の人生と時代の流れを映像にして、活動弁士の片岡一郎さんが語り、佐藤久成さんがバイオリン演奏をするというコラボレーションです。明治から大正の世相が濃く表現されていて、考えさせられる内容でもありました。インパクトの強い劇でした。
第二部は朗読です。
講談師の神田松鯉さんが『護持院原の敵討』(森鷗外・抜粋)、俳優の中村敦夫さんが『夢十夜』(夏目漱石・抜粋)、俳優の中井貴恵さんが『十三夜』(樋口一葉・抜粋)を交互に朗読するのです。背後には美麗な舞台画があって感動的でした。本当にきれいです。朗読も三者三様の個性がありますが、さすがプロです。うっとりと聴かせていただきました。
第三部は『いま読む、鷗外・漱石・一葉』というシンポジウムです。登壇は今村翔吾さん、京極夏彦さん、中島京子さん、司会がドリアン助川さんです。
書くまでもないですが、皆さま作家です。シンポジウムのお題は、皆さまにとっての三大巨匠、皆さまにとっての神保町、神保町含め本界隈を元気にするにはーーなどでしたが、実にテンポのよい展開で、客席もときどきドッと笑って😄和やかな場となりました。特に京極さんの一言はスイッチになっていました。
最後の挨拶は日本ペンクラブ会長の桐野夏生さんがされていましたが、私は今まで生きてきて、これだけ多くの作家さんをいちどきに拝見したことがありません。皆さんのジャンルがかぶっていないのも素敵です。もちろん、講談・俳優さんや弁士の方もですし、本当に華やかな催しでした。何よりたいへん示唆に富む、勉強になる機会でした。
ありがとうございます。
ということで、今日の曲です。
The Everly Brothers『All I Have To Do Is Dream』
夏目漱石の『夢十夜』のイメージは強烈でした。本当にたまたまなのですけれど、2日前かな、Louさんに『夢十夜』の一部を朗読して聞かせていたのです。今日はそれが中村敦夫さんの声で、美麗なイメージ画が投影された状態で聞いていましたので、不思議な気分になってしまいました。
実は漱石さんは、まだほとんど読んでいないのですが😖
それでは、お読み下さってありがとうございます。
尾方佐羽
追伸 そこにいたいな。
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