【目印を見つけるノート】619. 観光案内所で歓声をあげました
アメリカの竜巻で被害を受けられた皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
I would like to express my deepest sympathies to all the victims of the tornadoes that hit the United States.
先週の土曜日、千代田区に行った話をしばらく書いていますが、今日はパンフレットのことを書きましょう。
例のごとくふらふらと散策していたら、『千代田区観光案内所』を見つけました。何かうってつけな感じに思えて、入ってみました。
心の中で歓声を挙げるほど、素敵なパンフレットをたくさん見つけました😆紹介させてください。
①『ちよだ歴史散歩MAP』①~④
これは通も、いえ、東京に住んでいる人でも新鮮に感じる名所案内です。歴史に興味があればより深く楽しめると思います。それぞれ、江戸城・浮世絵・近代建築・江戸東京事件の現場めぐりーーと視点が違うのです。
浮世絵や古地図などをふんだんに使ってヴィジュアルも素晴らしい。思わず唸る企画力です。
粋ですね。
もちろん、実際に行く場合の情報もバランスよく盛り込んでいます。
②東京の区などの案内
他の区や町のガイドパンフレット、冊子もあります。他にもあるのですが、持ちきれません。拝見したのは一部です。
港区の冊子はもう、売っている旅ムックかと思いました。グルメ情報も満載ですし。あ、JTBパブリッシングさんが編集、なるほど。
マガジン型として秀逸だと思います。
あと、奥多摩町の観光パンフレット(冊子)は結構な厚さで読みごたえがあります。山やキャンプ、いわゆるアウトドアレジャー目的の来訪者が多い所ですので、地図に距離や所要時間の情報、トレイルコース、ドライブコースなどに情報を特化しています。
地図には🎣釣場🏚️山小屋なども記してあって本当に実用的です。
ああ、多摩川の源流をたどってみたい。
③神保町・御茶ノ水・秋葉原
千代田区全体まんべんなく載ったパンフレットというのはあったかな。通りすぎたかもしれませんね😅
しかし、観光情報の枠を超えたディープかつ、ややマニアックな世界を見つけたのです。表紙だけでもディープな香り。神保町が多いですね。
『神保町が好きだ!』は観光とかグルメガイドでは決してありません。「神保町と本」をテーマにした雑誌と見ました。この号は児童文学と神保町をテーマに、書籍の紹介から出版社の変遷などパッとは読み終えられない内容です。
以前あったタウン誌、ミニコミ誌を思い起こさせたのは、『♭ふらっとおさんぽ神保町』です。地元情報満載です。
小口の余白が5mmとか7mmとか最高です。このような冊子が私は大好きです。自分でも作りたい😆
そして、秋葉原の地図、御茶ノ水の地図です。それぞれ訪れる人の目的に合ったスポットが出ていますね。
御茶ノ水の楽器屋さん地図、私がギターを買った頃にあったらよかったな。下倉楽器さんやイシバシ楽器さんには行ったかな。
④アートな世界
現在やっている美術展や歴史的価値のある建物の案内、歌舞伎や文楽の紹介パンフレット、国立施設の利用案内もありました。これは観光目的でなくとも有益な情報です。
丸紅ギャラリーのリーフレットの絵を見て、シモネッタ、シモネッタ……名字何だっけ、というようなやりとりを一人でしていました(あまり復唱しない方がいいかと😅)。
ヴェスプッチです。15世紀末~16世紀初め、フィレンツェで一番の美人と言われた女性でボッティチェリの『ヴィーナスの誕生』のモデルになったと言われています。あ、この絵もボッティチェリでした。へえ。
⑤他の地域のパンフもあります
東京以外のパンフレットもあるのです。私は伊勢・志摩と熊野をまっさきに手にしました。熊野古道のパンフレットはルート図もしっかりあって、実際に行くとき役に立ちそうです。紀伊半島は歩き倒したいと思っていたりもするのです。
あと手にしたのは広島・鳥取・大分でしたが、もしかして偏っているのかしら😗~♪
福山のはなかったので、本腰入れて探そう。
私、本腰入れたらスゴイんです。
⑥グルメで凄いぞ!の2冊
東京島嶼の素材を使った島の店をまんべんなく載せている『東京 島じまん食材使用店』。島の名所や紹介も押さえていて、分厚さではNo.1でした。私は大島にしか行ったことがないのですが、興味湧きました。三宅島、八丈島、御蔵島の順でワクワクです。
さて、とどめは『神田カレー街公式ガイドブック2021』です。これは『神田カレー街食べ歩きスタンプラリー』のガイドでもありますが、あるわあるわカレーの店。こんなにあるとは思わなかった(カレーメニューがある店ですので、中にはラーメン屋さんや定食屋さんもあります)。
これに余計なコメントはいらないですね。
カレーが食べたい😆
私がゲットしたのは以上です。他にもたくさんありましたよ。
⚫まとめ
観光案内所でこれほど興奮する人も珍しいかもしれませんが、それだけ無駄のない情報の宝庫でした。ふらっと入って軽く歓声を上げながら回っていたので、他に人がいないとはいえ恐縮です。
これほど、東京の情報媒体(紙)があるとは思っていませんでした。灯台もと暗しではないですが、目から鱗の情報がいくつもありました。おそらく、オリンピックがあったから、例年より多かったというのもあるだろうと思います。結局、インバウンドと呼ばれる海外の観光客は来なかったわけですが、これだけの情報を有効に使わないのはとてももったいないことだと思います。
東京に住んでいても、東京のことを知らないなと自分は思いますし、知っていたとしても紹介内容を見て新たな視点を得ることがあります。ですので、クジラが海水をどばっと呑み込むように、このような機会を楽しみたいです。実際、遊園地の子どものようにはしゃいでいました。
「えー知らなかった! もっと知りたい」ということなのです。私にとっては。
好奇心とでもいうのでしょうか。それが「学ぶ」こと全般へのエネルギーになるのでしょう。
⚫今日の曲
うーん……ちょっとブルーな月曜日ですのでこちらにします。
NEW ORDER『Blue Monday』
それでは、お読みくださってありがとうございます。
尾方佐羽