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【目印を見つけるノート】1237. アシナガバチと憧れのひと

アシナガバチがけさもふわりと飛んでいます。お隣のおうちに巣があるので、よく飛んでいるのですが、見たところあまり攻撃的でもありません。巣を取ってもらうようにすればいいのですが、どうしようかなと思案中です。スズメバチなら即取ってもらうのですけれど……自宅でないと少し微妙です。少し様子を見ておこうかと思います。
スズメバチの巣は区役所の方に聞きながら取ったことが2度ありましたね。作りやすい位置というのがあるのかもしれません。

この前行ったところでは、クマバチらしきハチがたくさんいました。おそるおそる撮ったら、案の定うまく撮れませんでした😅

見えないですよね😅

人間以外の野生の生き物との距離の取り方は難しいですね。いや、人間もかな🤔種類の違う難しさ。

きのうコンビニでスポーツ新聞の見出しを見て思わず手に取りました。迷わず東スポですね。
プロレスラー、テリー・ファンクさんの訃報でした。

小学生から中学生の頃にかけて、プロレスの大ブームでした。特に外国のレスラーがどんどん来日した頃から、タイガーマスクの華麗な登場、長州さんの「維新」など国内のレスラーに注目が集まるようになった時期です。ジャンプでは『キン肉マン』がやっていましたし。
この少し前にはスーパーカーブームがあって、男子がこぞってハマっていました。私もロータス・ヨーロッパとマセラティ・メラクが好きで下敷きを持っていたようないなかったような🤔
プロレスのブームついては、私の周辺だけかもしれませんが、男子だけでなく、女子も一部熱中していました。

私はその頃、テリー・ファンクさんが好きでした。ベビーフェイス(正統派)としてお兄さんのドリー・ファンク・ジュニアさんと一緒に、アブドーラ・ザ・ブッチャーさんらヒール(悪役)と血まみれになって闘う姿を一生懸命応援していました。

後で、ファンクさんがアメリカではヒールだということを知りましたが、ガッカリするというよりは、「ブッチャーさんも国が替わればベビーフェイスだったりするのかな🤔」と思いました。やはり、白黒はっきりしている方が観る方も分かりやすいからだろうと。いずれにしてもファンクさんはとてもチャーミングなレスラーでした。

何度か友だちと観戦に行ったことがあります。小学生は親随伴でなければダメでしたけれど、中学生同士なら行くことができました。蔵前国技館(両国ではありません)と後楽園ホールかな。後楽園は2回行った記憶があります。

どちらでしたか、終わった後に小学生男子ファンの群れの中で出待ちしていて、テリーさんがいらしたことがありました。一同狂喜乱舞、どっと押し寄せます。巻き込まれた私は潰され気味。テリーさんは手を振っていましたが、ふと私を見て、
「ダイジョウブ?」と一言。
「I am alright.」と潰され気味のまま、私は英語で答えました。
テリーさんが行ってしまうと混乱はすぐさま収束したので、何ともありませんでしたが、このチグハグなやり取りだけ、長く心に残っているのでした。

何でアメリカ人のテリーさんが日本語で聞いてくれているのに、英語で答えるんじゃ~?としばらく煩悶はしましたが😅

子どもファンへの態度も紳士的だったというエピソードでした。

別のとき、後楽園ホールのエレベーター前でスタン・ハンセンさんとブルーザー・ブロディさんをお見かけしたことがありました。タッグを組まれていた頃ですね。小学生男子ファンが駆け寄っていきましたが、ブロディさんはチェーンを手に交流を拒まれておりました。ハンセンさん、ブロディさんは強いレスラーですが、ヒールで通されていましたのでそれも妙に納得していました。

私の思い出はそこまでですが、
もうそれだけの時間が経ったのだなとも思います。あの子どもたちだって、もういいオジサンのはず😄

その後、憧れのスポーツ選手にサインをもらったりする機会もありましたが、最初のやりとりはテリーさんでしたね。

膝の故障に悩まされながらも、たくさん来日され、長く現役を続けられたことに敬意を表します。
本当におつかれさまでした。
安らかにおやすみください。
ありがとうございます。

今日の曲です。
Elvis Costello『Alison』

今日はコステロさんの69歳のお誕生日です。この前営業を終了した中野サンプラザで観たときに、聴いたこの曲のメロディはなぜか今でも残っています。ツアーをされていたりと変わらずご活躍のご様子、喜ばしい限りです。

この曲は、思い人の女性が人生に疲れていくのを見ているような流れではあるのですが、未練のようにも共感のようにも聴こえます。

若く見目麗しく何か秀でていたりして、そこに憧れや羨望や嫉妬が生まれます。ただ、それってじきに剥がれ落ちていくものです。特に見目麗しい部分はそうですね。それがきれいさっぱり剥がれ落ちたところに現れるのが、素のその人で、それこそ本当に見るべきだと思えます。
えーと、私事ですが、
以前とても憧れていた方を久しぶりにお見かけしたときのこと。陽光の射す部屋でまじまじとお顔を見てしみじみと「老けたなあ」と思いました。あ、ご本人に言ったりはしないですよ。それは、がっかりしたというのではなくて、「いろいろ経てきたのだろうな」という、その人を初めてまっすぐ見たような、心底安心したような気持ちでした。ただ憧れていたときには決して持てなかったような、不思議な気分。
私も経年熟成していますから😝

こういうところから改めて知り合えるなら、憧れてキャーキャー言うのとはまた違う関係が築けそうなのですけれど。
もとい、
コステロさんにHappy Birthday🎁🎂

それでは、お読み下さってありがとうございます。

尾方佐羽

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