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【目印を見つけるノート】977. 酔いどれて母を思うひと

午後から雨が止んでよかったです。晴れてください……晴れた、ちょっとだけ。

きのう、子どもふたりが4回目のワクチンを受けたのですけれど、昨夜から副反応が出てあれこれしていました。折り込み済みではありますが、自分にはほとんど出ませんでしたので、心配な気持ちです。

今回に限ったことではないのですけれど、
もし、自分が同じような経験をしていたとしても痛みとか辛さの感覚は人によって違うのかとも思います。ですので本当の意味で「共有」はできないのかもしれません。
一方で自分が同じ経験をしていなくとも、感覚を共有できなくとも、そばにいることはできます。距離的にそばにいない場合もできるように思います。相手に「自分はこう感じている」というのを見せることもできます。感じていることが相手の共感を得られないとしても、やりとりをするというのは大切なように思います。
敵意とか憎悪とかではなく、親子関係に限らず、愛があるという前提ですが。

今日も、そうなのでしょうね。

もう結構、ほぼ大人に近いとか、大人だったりするのですけれど、親はいくつぐらいまで心配するものなのでしょう🤔
ぼちぼち卒業だと思っているのですが。

おかげで、W杯の日本・クロアチア戦もほぼ見られました。体格差は本当に不利でしたのに、よく延長戦まで引っ張りました。フルで戦うって半端ないです。
皆さまお疲れさまでした。

ちょっと不思議なのですが、ニュースなどでは日本がらみのトピックが多いのですね。他の国の試合も面白いんだけどな。

Kid Bailey『Mississippi Bottom Blues』(1929)

このギターの弾きかたはちょっとクセになりますね。進行はBLUESのそれですが、リズムがちょっと違うのかな。後年の、私たちが馴染んでいるリズムではないかな。刻んでいる。
1929年、世界史でも頻出のアメリカ『大恐慌』の年です。録音はそれよりも前だったようですが、奇しくもBottom(底)の年のBottomな曲です。ただ、この方の歌うBottomは株や投資や経営とは別のところにありました。
荒れた生活の中で「哀れな母さん、髪も白くなって、酒樽飲み屋に浸ってる俺の暮らしを知ったら……」と歌っています。
ああ、お母さんのこと心配してるって嬉しくなりました。この方がどのような人生を送られたかは分からないのですが、相当飲んだくれていたのだろうとは想像できます。
それでも、お母さんを歌っているのですから。
いいよね、と思ってしまう私でした。

今日は短めですね。
お読みくださってありがとうございます。

尾方佐羽

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