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帰る時間を決めてからどうやるかを考える。 『デンマーク人はなぜ4時に帰っても成果を出せるのか』

最近よく売れているらしい「デンマーク人はなぜ4時に帰っても成果を出せるのか」。今日、読み終わった。

デンマークでは、多くの人が午後4時に帰るのに、生産性は高く、2年連続で国際競争力ランキング1位(国際経営開発研究所の調査による)。にわかには信じられないすごい話だ。

なぜそれができるのかが本の中で書かれているが、最大の要因は、デンマークの社会的な空気だろうと思った。

つまり、「社会的に、4時までに成果を出して帰るのが当たり前っていう風潮があるからこそ、みんな4時に帰るんだな」ということ。

いろんな工夫を積み上げた結果として「早く帰れたら良いね」ではなく、「さぁみんな、4時までにやるよ」というゴール・合意が先にあって、そこに向けて仕事の最適化や試行錯誤がされているのだと思う。

あまりデンマークのことは知らなかったけど、この本を読んでシンプルに「午後4時までに全員が成果だして帰るとかすごい難しそうだけど、やれている国があるんだから、まぁできるか」と「自分にもやれるかも感」をもらった。


ここ数ヶ月、19時までに仕事を終わらせるということを、日々、チャレンジしているが、やはり、決めることでいろいろと改善が進んでいる気がする。

自分は、子どももいないし、経営者だし、ある意味で働き放題だから、終わりを決めないと、つい長時間労働になってしまう。

19時までに仕事を終わらせると決めたら、19時以降の予定も先に決めた方が良い。

以前は、晩ごはんの時間は決めずに適当にしていたが、妻と一緒にご飯を19時から食べる予定をちゃんと毎朝入れておく。それだけでちょっと意識が変わる。

あとは例えば、毎日noteを書くと決めたことも、プラスに働いている。

毎日、noteの企画を考える、インプットをする、執筆をする。そういったことをするためには、時間を捻出しないといけない。だから、日中の仕事を集中してがんばる。

「noteはちゃんと更新しているのに、メールの返信は遅いですね」とか、取引先の方に思われないように、ちゃんと早めに連絡する意識も高まる。

また、noteで書いたことやそのためのインプットが、日中の仕事の生産性をあげるという良い循環も生まれる。


今、うちの会社には雇用契約のある従業員はおらず、仕事仲間は全員が業務委託。なので、そもそも、業務時間の拘束はない。労働時間はそれぞれが自分で管理している。

ただ、今後、雇用をしていくつもりはあるので、そのときには「定時までにビシッと集中して成果だすのがうちの会社では当たり前ですよ」な空気をつくって、従業員を迎え入れられるようにしたい。

(追記)
podcastで少し話しました。


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小笠原 隼人
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