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【楽屋話】文学フリマ39に出店&はじめての同人誌をつくりました!
こんにちは。今回は菜子がお送りします。
2024年の春ぐらいから「同人誌をつくります!」宣言をしていましたが、無事に12月1日開催の文学フリマ東京39に出店しました。はじめての同人誌、出せました!
通販はこちら
お陰様で現在品切れ中ですが、既に在庫は倉庫に発送済み(検品中)なので、1月9~10日頃には購入できる状態になっている…はず。次に売り切れになったら増刷しない限りは在庫がないので、購入希望の方はぜひこのタイミングでゲットしてください!
本記事では、せっかくなので初めての同人誌制作と文学フリマ当日の裏側を振り返りたいと思います。コンテンツは楽屋話が一番楽しいまでありますからね。(裏側トーク大好き)ぜひ本編と共に楽しんで頂けると嬉しいです。
同人誌、そもそもの発端
我々、実はもう4年も一緒に趣味のラジオ(スペース)をやっている仲なんですが、毎年「来年はなにをしたい?」と次の展開を話し合っています。その中でイベントも挙がり、イベントについてはこのnoteでも書いているように2023年から年3~4回ペースで定期開催しています。
同人誌についても、LINEやりとりを遡ったら2023年の夏には「なにか作りたいね」と話していました。ただ、その時の結論は「やりたい共通テーマが見つからない」でした。2人とも初めての同人誌なこともあり、制作のハードルも高くて、それを越えていけるだけの熱量がある共通テーマが必要だったのです。2023年にはそれがなかったけど、2024年、ふとそれが爆誕してしまいました。そう、「家」です。
私菜子は2022年に単身で自宅を購入しているのですが、ひょんなことから(私が軽い気持ちで2024年初に仲介会社を桜花さんに紹介したことから…笑)、とんとん拍子に話が進み、桜花家も2024年の春には中古不動産購入が完了してしまいました。家を購入したことがある人ならわかるはず。この面倒なプロジェクトを終わらせると語りたいことが100は出てくる。家購入が進むにつれ、自然な流れで話はまとまりました。「家テーマで同人誌を出そう!!!」と。
同人誌制作の流れ
作ることと、スケジュールが12月開催の文学フリマ合わせ、というのは自然な流れで決まりました。文学フリマ、我ら2人とも参加したことがないにも関わらず「オリジナル同人誌を作って販売するならここでしょう」と真っ先に思いつくの、ブランディングがしっかり浸透しているなぁ。
重ねてにはなりますが、我ら2人とも同人誌、紙のコンテンツを作るのは今回が初めて。ただ、Web記事なら本業でも書いているし、「自分が書いたもの(作ったもの)で金銭が発生する」という経験は何度もあります。今回はその要領で本気で同人誌を作ってみようという試みでした。
まずは、コンセプトとコンテンツ設計。そして制作スケジュールを引いて、収支計画と販売数を試算する。おおよそ外側の部分が決まったら、あとはひたすらにコンテンツ作りです。今回は、制作にあたり4人の友人に協力してもらっているのですが、本の中でインテリアに関してボリュームたっぷりお話を聞いたあべしちゃんへインタビューをしたのが7月、その編集作業と、明日菜子・三宅香帆への寄稿をお願いしたのが9~10月、その間に自分たちのエッセイ執筆とQ&Aコーナーなどを作り、全体のデザインと表紙・イラストをお願いしていた私の高校時代の友人かほちゃんにそれらをアップしてもらったのが10月末~11月頭というスケジュール感でした。11月上旬には印刷所に早割入稿して、当日ビッグサイトに納品してもらうという、超優良スケジュール進行でした。パチパチ!
ちなみに、私は本業でイベントを作っているのですが、途中から「プロジェクトの進め方、かなり同じで良いな」と気づき、プロジェクト管理にnotionを導入して、原稿やイラストなどもすべてGoogle Workspace上で作成・保存しnotionにリンクし管理、という方法を採用していました。やっぱり情報がまとまっているページがひとつあるととても便利です。また、テキストコミュニケーションも勿論やっているものの、ものづくりにおいて対面打ち合わせに勝る(代わる)ものは無くて、週に1回のオンラインMTGであれやこれやとアイデアを出したり進捗確認する時間はやっぱり必要だなと再認識しました。1人での制作ならいざ知らず、複数人でなにかを作りあげるには定例が必要!
そんなこんなで、何とか無事にできあがった同人誌。いよいよ文学フリマ当日です。
2024年12月1日、文学フリマ東京39
当日は、10:30にビッグサイトに集合。一般入場が12:00のため1時間程度で設営して、あとは出店する友人に挨拶したりゆっくりと過ごしました。当日無事に納品されて、現物を手にして感動~!綺麗に刷られてる。印刷所からのサービスでA3ポスターが付くので、それを額縁に入れて飾らせていただきました。今回はかなりシンプルなブースづくりになったけど、次回はもっと凝ってディスプレイしたいな。
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今回の文学フリマの盛況っぷりは各メディアで取り上げられていましたが、当日の人手、本当に凄かった!ブースに来てくれたお茶会イベント参加者の方が「入場まで30~40分並びました」と仰っていて、そんなに!?とびっくり。(文フリは初めて来ました!の方がとても多かったです、わざわざ本当にありがとうございます。)
お陰様で終日盛況でイベントだけで100冊超の購入をいただき、少し早めに16:00頃には撤収させていただきました。疲れ果ててビッグサイト近くのココスで軽い打ち上げをしたけど、終始反省会と次の本のアイデア打ち合わせをしてました。笑
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可愛すぎるトイプードルクッキーありがとう~!
所感と次回に向けて
まず、全体を通してとても楽しかった。本づくりのみだと6~11月まで約半年、その前の5月に「家」がテーマのお茶会イベントを開催しているので、その準備も含めると+1~2か月、このテーマと本の制作に向き合ったわけですが、形に残るものが出来あがるのは嬉しいですね。
自分が興味がある、面白いと思う、そして読んだ人にもおそらく面白いと思ってもらえるものを考えて、作って、売れて、感想もいただけているので、ものづくりと仕事の楽しさが詰まっているなぁと。本の出来にも満足しているし、販売数の試算が結構ドンピシャで当てられたのがとても嬉しい。笑 本業のマーケ筋肉が活きました。
また個人的には、高校時代から一番仲の良い友人にデザインとイラストで参加してもらえて、彼女と仕事のような経験ができたのが本当に嬉しかった。彼女のセンスを心から信頼しているし、作るものが好きなので、いろんな方から表紙を褒められて誇らしいです。愛とアイデアに溢れたイラストをありがとう~!
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そして、ちょいちょい匂わせてしまいましたが、次回2025年5月11日、文学フリマ東京40に出店します!既に申し込み済みでございます。今回も西の2ホールを貸し切っての開催でしたが、次回はさらに拡大して4ホール開催!どんどん盛り上がっていきますね。
ちなみに次回は「家」テーマではありません。家本の第二弾と思われている気配もあるので明言しておきます。さすがにこの短スパンで2作はできん、次回家をやるとしたら別角度の体験を我々がしたタイミングかな。
次回は家ではないですが、このシリーズとして我々が興味をもって作れて、かつ皆さんにも楽しんでいただけるものをまた作ろうと思います。どうぞお楽しみに!!
本の感想をぜひよろしくお願いします
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