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仕事が増える?属人化しないフロー作りでマネジメント力を高める
こんにちは。バックオフィスをメインでマネジメントしている在宅フリーランスです。
🐤山下はこういう人🐤
総務、経理、労務の実務8年のキャリア。
マネジメントをメインに4社のバックオフィスチームのリーダーを担当。
現在、社長の右腕として3年に渡り、ベンチャー企業メインにクライアント様と相談しながら、運用やルールの構築をさせていただいております。
マネージャー視点から実務に役に立つ情報をお届けします^^*
今回は以前書いた記事をブラッシュアップしてお届けしますね。
今日のテーマは、事務作業における
「ブラックボックス化」の課題についてです。
どうしても仕事って出来る人に集まりがちですよね。
実際に、うちのチーム全体を見ても、
とくに仕事の出来る人、頼みやすい人は
いつも安定して仕事をもち、
クライアント様からも頼られています。
この人にお願いしておけば、
間違いないだろうというのもあるでしょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1726439706-9kgaJUwYdoec5LDiMKf63nrI.jpg?width=1200)
でも、そこに頼りすぎるのは大変危険です。
もしその人が辞めてしまったら・・?
その人がのっぴきならない事情で
働けなくなってしまったら・・・?
たちまち現場は一時的に回らなくなるのは
目に見えますよね。
そこで大事なのは、属人化を防ぐ仕組みを作ること。
本記事では、属人化しないフロー作りの重要性と、
そのための具体的な手法について解説します。
属人化しない仕組み作りの重要性
冒頭で説明した通り、
属人化してしまう現場は非常に危険なのです。
もしその人しかできない状態で、
欠員が出てしまうと、現場は間違いなく
混乱状態に陥ります。
とくに事務作業は一人経理が発生するなど、
属人化が進みやすい現場です。
複雑な作業がルーチン化してしまうことも多く、
誰か一人に依存する作業になりがちなのです。
ゆえに、日頃から、なるべく属人化にならないよう、
フローを作る際に「属人化しない仕組み作り」が重要なのです。
最初から属人化しないことを前提に
フローを立てられると、作業が明確化され、
マニュアルとしても使用可能になります。
誰でも業務を引き継げる環境が整い、
自分の身を守ることにもつながります。
![](https://assets.st-note.com/img/1726441314-gilFZvPeCojaudxf7BHktznq.jpg?width=1200)
属人化しない現場は自分の仕事が減る?
よく「マニュアル化します」とか
「誰にでも作業ができるようにします」とか言うと
「自分の仕事が減るのでは・・?」と思う方がいます。
むしろ逆です。
誰でもできる仕組みを作ることは、
それがスキルであり、財産。
自分がもっと重要な業務に集中できる時間を生み出し、
さらなる成長につながります。
****
そもそも事務というものは、
本来は事業主ができることを前提に
事務作業を請け負うものなのです。
自分だけしかできないなんて、
とてもとてもおこがましい・・・。
誰だってできて当たり前の作業との認識をもつと
仕事しやすくなりますよ。
フロー作りで考えるべきポイント
では、具体的に私が属人化しないフローを作る際に
考えているいくつかのポイントをご紹介します。
①自分以外が対応できるかを考える
自分以外でも、他の人手も対応できるものかどうか、
まずは確認します。
事務においてはとくにですが、
専門知識をもっていないと理解できないものや
そもそもスキルがあってこそできることは、
請け負うことの前提から考え直す必要があります。
そのマニュアルを誰が使うのか、が重要で、
専門家が使うなら専門家が使うことに合わせて
フローを作成する必要があります。
そして専門性が無くても、スキルが無くても
業務として成り立つものは、誰でも出来る可能性が大です。
誰が見ても、理解できるフローになるかを
まずは見極め、言語化を進めましょう。
②目的を見失わない
作業フローの目的がブレないように意識します。
せっかく立てたフローが
じつは目的に全然沿わないことをしていたとなると、
本末転倒です。
フローを作成する際は、
最終的に達成すべきゴールを
常に念頭に置くことが重要です。
そして、ゴールした時には、
目的は果たされている状態のフローになっているか。
そこを確認しながらフローを作成します。
③シンプルさを追求する
フローはシンプルであるほど、
マニュアル化しやすく、事故が起こりにくいです。
複雑なフローは理解しづらく、
属人化を招きやすいので、
できるだけ簡潔にしましょう。
④懸念点を事前に考慮する
潜在的な問題点やリスクを事前に洗い出し、
それも考慮したフローに組み込んでおくことで、
問題が発生した際にスムーズに対応できます。
立てたフローから
起こりうるエラーを発見することは
初見ではなかなか難しいです。
経験値がある方、もしくはAIなどを使い、
起こりうるエラーを予測してもらうと、
マニュアルに組み込むことができますよ!
![](https://assets.st-note.com/img/1726441353-aj7XMYnxOZ6QI39LBSCztAw5.jpg?width=1200)
属人化しない仕組み作りのメリット
属人化しないフローを作ることで、
自分も他の人もスムーズに仕事を進めることができるようになります。
常にマニュアルが完備されている状態なので、
万が一、欠員ができても、
最小限のダメージでリカバリーが可能です。
また、トラブルが発生した際にも、
どのように対応していたかを証明でき、
自己防衛にも役立ちます。
フロー作りを続けることで、属人化を防ぎながら、
自分のレベルアップにもつながります。
すると、言語化するスキルが向上し、指示受けも楽になっていくでしょう。
結果的に、あなたの仕事は増えやすくなっていくはずですので、
ぜひやってみてくださいね。
属人化を防ぎ、健全な現場を目指して
![](https://assets.st-note.com/img/1726441565-VQMk5EHWDoJsX8yvea21Zrix.jpg?width=1200)
事務作業の現場では、フローが固定されすぎると
ブラックボックス化しやすくなります。
健全な組織は、フローを日々見直し、
改善していくものです。
時代に合わせたフローの見直しを行わなければ、
結果的にコストがかかり、
無駄な作業が増える原因にもなります。
属人化しないフロー作りは、自分の仕事を明確にし、
他者とスムーズに協力できる環境を作り出します。
言語化することで、業務の透明性が確保され、
どのような状況でも対応できるようになります。
仕事の効率を上げ、自分の成長を加速させるためにも、
フロー作りに挑戦してみてくださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。