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7月23日・今日の発声練習⑭~逡巡~「愛想」と「お愛想」~発想の瞬発力~

今日も今日とて4時起きで6時に事務所入りをしている僕です。

皆様おはようございます。

昨日は宣言通り、元町高架下の床屋に行き終始笑いながら髪を切ってもらいました。

いつも髪を切ってもらっているオーナーさんは僕の母親や妹(日本に帰ってきたときだけど)も切っているので僕の家族の60%の担当してくれていることになります。

「そういやお母さんついこないだ来ましたよ」

「先週の水曜日でしょう?行く前に聞いていました」

なんて会話はいつも通りです。

昨日は父親のこと、バイク・車のこと、新店舗のこと(元町高架下は立ち退き問題あり)、オリンピックのことなど。心地いい時間を過ごすことができました。

その後、そのまま丸玉食堂へ。

ちょうどお昼時ということもあり結構な人(オジサン率高し)。

メニューを凝視し自分の胃袋とも相談する。


あまり愛想のないお姉さんが「なににします?」

「ビールをキリンで」

昨日書いたことと矛盾するようですが、別に愛想がなくてもその店を嫌いになったりはしません。この店はこれでいいんです。

反対に愛想がよくても気に入らなかったら二度と行きません。

「愛想」というか、「お愛想」ですかね。

瓶ビールの中瓶とグラスが置かれる。

メニューを凝視しながらグラスにビールを満たし、一息で半分ほど飲み干す。

(まずは、あてだな。胃にするか、腸にするか、いや豚足(煮込み)という手もある・・・・。でも、豚足は比較的どこでも食べれるしなぁ。いや、暑い時にこそ胃袋のスープという手もある・・・・)

(スープといくと、しめは焼き飯か、焼きそばか・・・・)

厨房のお母さんと目が合う。

「お宅は?」

「肝の蒸し、あります?」

「あるよ。」

「じゃあ、それで」

「はい。肝一丁」

さんざん思案した挙句とっさに口から出たのは肝だった。

いいだろう、この瞬発力。

(ていうか、「お宅」て言われ方久しぶりにしたな)

ぶっきらぼうなその物言いが余計にこの店には相応しく思える。あぁ、愛おしい我が、否、我らが丸玉食堂。

ほどなく、蒸した肝を鍋の上から腰の曲がったお母さんが思い切り手を伸ばして差し出してくれた。

「こちらに味噌」お母さんは奥の兄さんにそういうと、それを聞いていたのか聞いていなかったのかビールを持ってきてくれたお姉さんが味噌だれを持ってきてくれた。

お母さんはそれに気づかなかったのか奥の兄さんにもう一度「ほら、角に味噌」とぶっきらぼうに拍車をかけていったので僕はあわてて「いただきましたよ。ありがとう」と笑顔で返す。お母さんはにこりともせずに次の調理に移っていった。

いいな。このお母さんの無頼な感じ。


テーブルに置いた肝をしばし眺める。

なるほど、頼むのは初めてだが、こういう形状か・・・・。

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雑多に盛られ、崩れている紅生姜がますます無頼な感じを醸し出す。

生レバーでもない、焼きでも、炒めでもない、蒸しだ。


夏になると(夏だけではないが)基本的に食欲が落ちるのでなるべく栄養価の高いものを食べたい。身体が欲していたからこそ瞬発的に口から出たのだろう。そう信じることにした。僕の判断はけして間違っていないはすだ。


口にする。

ねっとりと旨い。

レバーをただ蒸しただけのものだけど、レバーペーストのよう。

特製の味噌だれにつけると風味もあがりこれまたビールが進む。

(2本目のビールに手を出すか、しめに入るか。2本目のビールに手を出して「あて」にも「しめ」にもなる焼きそばか・・・・はたまた・・・・)

ふと、隣を見ると「はい豚足」とお母さんからもらっている。

(ちょっとまて・・・・)

その隣は

「中華丼とローメン」

(まてまてまて・・・・中華丼、あるいは八宝菜という手も・・・・)

逡巡は続く・・・・

僕を惑わせるなんて大した店だよ(長洲小力風)



結果・・・・


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青木で冷やし煮干しすだちそば

美味しゅうございました。


発想の瞬発力って大事ですね・・・・というお話。


なんて、発声練習みたいなものです。

お付き合いいだききありがとうございました。

神戸は今日も快晴。

みなとまつりにご参加の方はくれぐれも熱中症にお気を付けください

皆様もよい7月23日をお過ごしください。



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