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映画三昧アルマゲドン 真剣にもう一度観たら

アルマゲドン1998年

ブルース・ウィルスとベン・アフレックが出演している
最初のアルマゲドンを久しぶりにじっくり観てみた。

2時間30分の大作だ。

26年前の映画だが今観てもまったく古さを感じさせない。
石油掘削作業のシーンも宇宙飛行士訓練の様子も宇宙空間や
小惑星などもリアリティがあって現在でも違和感なく観られる。
壮大なスケールで人類滅亡危機と色んな形の愛とを魅せてくれる。
そして音楽がまたいいから、すごく印象に残る。

アルマゲドンはこの後何作もでているが、
最初のアルマゲドンが良すぎて期待しすぎるせいなのか
どれも物足りなく感じる。

この映画の後、自分の中で「人類滅亡」ブームが起きて、
ディープインパクト・デイアフタートゥモロー・
インデペンデンスデイ・ムーンフォール・
ジオストームなど立て続けに観た。
なかでもアルマゲドンは秀逸だと思う。


あらすじは、*ネタバレ内容なので閲覧注意

石油掘削のプロとして有名な男ハリーと
そこで働くクセの強い仲間達。
ハリーの娘グレースは幼い頃から父ハリーと供に
石油プラントで過ごし、
彼の仲間達もまたグレースの成長を見守り、
娘のように思っていた。
美しく成長したグレースはハリーの仕事を
手伝うようになっていた。

A・Jはハリーのところで働く若い作業員だ。
自分は最高の穴掘りだと自負し、
頑固なハリーと度々衝突していたが、
グレースと恋に落ちハリーに内緒で親密になっていく。
ある時ハリーにグレースとの仲を知られてしまい、
銃で追い回された。

一方、小惑星が地球に向かっていることを知った政府は、
衝突を回避すべく対策を話し合う。
もし小惑星が地球に衝突すれば人類の滅亡は免れない。
そして小惑星に穴を掘って核弾頭をしかけ
内部から吹き飛ばす計画を立てた。

そこで白羽の矢が立ったのが、
ハリー率いる穴堀プロの掘削チームだ。
無謀とも思えるこの計画をチームで相談し
引き受けることにしたのだ。

早速宇宙へ行くための訓練が始まった。
出発までのタイムリミットが迫っている。
無重力空間での作業シュミレーションなど
ハードな訓練を続けなければならない。
そして出発の日がやってきた。

インデペンデンス号とフリーダム号には
それぞれハリーとA・Jが
掘削チームリーダーとしてチームで乗り込んだ。
順調に宇宙へと向かい、
宇宙ステーションでの給油を開始する。
しかし補給船で火災が発生しギリギリのところで脱出した。

そして小惑星に近づき着陸を試みる。
小惑星の回りには無数の大きな石が飛んでいて
避けながら着陸しなければならない。
フリーダム号は石に当たり大破して墜落してしまう。

インデペンデンス号はかろうじて着陸に成功する。
失った仲間を悲しんでいる暇はない。
ハリーはすぐに穴を掘り始めた。
しかし未知の固い鉱物と吹き出すガスに阻まれ作業は難航する。
最後のドリルで必死に穴を掘り進めるハリーたち。
突然吹き出したガスで最後のドリルと操縦していた
仲間がやられてしまい途方に暮れる。

そこに現れたのは掘削機に乗ったA・Jたちだった。
墜落機からなんとか脱出し
ハリー達のところまでやってきたのだ。
まだあきらめない。
ハリーは再び気力を奮い立たせる。

その頃宇宙飛行士は政府によって秘密にされていた
プランBを実行しようとしていた。
小惑星表面で核弾頭をリモート爆発させるというのだ。
しかし表面での爆発は何の効果もないことは分かっている。
ハリーは「俺たちが必ず目標まで穴を掘る」
と震える彼を説き伏せ、
爆発寸前でタイマーを止める。
ハリーとA・J達は力を合わせ穴を掘り続け、
目標も深さまで到達する。
核爆弾をしかけるが、
リモート装置が破損して遠隔操作ができない。
ハリー達はくじ引きで残るものを決め、A・Jになった。

皆にお別れを言ったA・Jを下まで見送るとハリー。
2人で話していると突然ハリーは酸素チューブを引き抜き
呼吸が出来ないA・Jを船に残し
自ら起動スイッチを押す事を選んだ。

A・Jに「娘を頼む。ずっと息子のように思っていた」と告げる。
急いで飛び立つインデペンデンス号。
猛烈なガスを吹き出し、
大きな石が無数に勢いよく飛び散る。
宇宙船にも石が当たり激しく揺れる。
ハリーもまた必死に岩にしがみつきスイッチを押す。
その刹那ハリーは娘を思い、
幼い頃からの彼女の成長が走馬灯のように目に浮かぶ。
小惑星が爆発で無数の石に破壊されたのだ。
地球直撃は免れ、人類は滅亡しなかった。

そして無事に地球に帰還したA・Jにグレースが駆け寄る。
それぞれ愛する人達のもとへ。

このアルマゲドンは人類滅亡の危機を描いた
パニック映画でもあるし人間の愛や友情や仲間、
絆といったピュアな部分を描いたヒューマン映画でもある。
その部分に好みが分かれるかも知れないが、
映画全体の作りは丁寧だし緻密でリアルだから
作品として完成度は高いと思う。
気になった方は観てみてください。

今日も読んでいただいた方ありがとうございます。

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田中もなか
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