僕が京に出る理由はだいたい百個くらいあって(後編)
さてはて前編に引き続き京都大好きな訳も残り50個。
残りもゆるりお付き合いください。
51.「ウナギの寝床」を体感できるから
祇園中心部にひっそり現れる路地にドキ。
52.盛京亭があるから
パラパラ通り越してハラハラな焼飯よ。
53.京中華がとても食べやすいから
こってり濃厚な京ラーメンとは対照的、ハラリ噛みしめたい優しいお味。
54.とはいえ天一のポタージュのようなスープが飲みたくなるから
ここ札幌・すすきのにもお店があったものの、残念ながら閉店。
本店とは水が違うから味わいが違うと評判だったんだけどなぁ〜。
55.和も洋も中もバリエーション豊富。懐深し食文化
寺町通沿いの隠れ家的イタリアン、美味しかったな。
56.鞍馬寺、登った時の達成感が強いから
ロープウェイを乗り継いでやっと辿り着く山深きお寺。
57.貴船神社で一瞬、夏の暑さを忘れられるから
地獄の釜かのような市中の暑さ、どこへやら。
58.鮎茶漬けがさっぱり食べやすいから
貴船でいただいたお茶漬け、夏の疲れた胃にじんわり沁む。
59.酒蔵がたくさんあるから
飲み比べが楽しく、日本酒好きにはパライソ。
60.クラフトビール熱がじわじわ来ているから
好きです、京都醸造。
61.美しい階段が突然現れるから
これは不意打ちの美しさ。永観堂にて。
62.水琴窟の音色に癒されるから
永観堂と大原・宝泉院にて体験。キン…と耳に優しい高音。
63.奈良にもすぐに行けるから
ちょっと反則な理由?笑
64.金色が眩しいから
金閣寺は笑ってしまうくらい輝いていた。
65.とはいえ侘び・寂びも外せないから
圧倒的銀閣寺派です。
66.ユニークな掛け軸があるから
建仁寺にて。これも禅の精神なのかな?(おでんが恋しくなる掛け軸…)
67.カラフルな花取水が豊富だから
北野天満宮にて。ケイトウの赤が映える。
68.鍵前良房の葛切りがほっぺ落ちだから
とろりとしたあの甘味、抹茶パフェよりそそられる。
69.一保堂があるから
本店はテイクアウトも行っているらしい。カップが可愛くて気になる。
70.コーヒーカフェが豊富だから
お茶のみならず、コーヒー勢も強い。
71.イノダさんの朝食がセレブリティだから
本店では小鳥のさえずりが響いていた。驚
72.エビフライロールパンは衝撃のコラボだから
イノダコーヒ八条口支店にて。朝からガッツリ!と思いきや意外と余裕で平らげてしまう。
73.川床に興奮するから
虫除けスプレーは必須です。街中でも星が結構見えるのだなと発見も。
74.仲良し鯉に会えるから
天授庵にて。ずっとくっついて泳いでいて微笑ましかった。
75.スターバックスが攻めているから
六角寺店はお堂を眺めながらお茶できる。
76.懐がとことん深いから
和も洋も、新も旧も贅も質素もどこまでも飲み込んで形作られた街だと思う。(ただ根付くのはなかなか大変そうな印象もあるけれど)
77.二条城のイベントが面白いから
ライトアップなどイベントに積極的な模様。ネイキッドとのコラボ、美しかった。
78.鮎が美味しいから
北海道ではなかなか食べられない。。
79.ハモが美味しいから
プリんとした食感にハマり、夏の滞在中、しょっちゅう食べていた。
80.仁和寺の広さに驚くから
時代劇のロケ地になるわけだ。
81.弥勒菩薩像に心が静まるから
広隆寺の菩薩様が平安を体現したかのようなお顔。
82.喝を入れられるから
建仁寺にて。いいお顔。
83.限定公開が心憎いから
秋だけ公開…などずるいって。国宝・青不動明王のご開帳に立ち会えた2014年は奇跡だった。
84.見応えあるお庭が多いから
今日は枯山水、今日は池泉回遊式かなと気分によって選べる。写真は青蓮院門跡。
85.お庭を眺めながらのお抹茶タイムができるから
大原・宝泉院のお抹茶タイムが別格だった。写真は無鄰菴にて。
86.夜のお庭も素敵だから
こちらは二条城のお庭。
87.大迫力の龍に会えるから
建仁寺にて。今にも天に翔けていくかのよう!
88.ファンキーな雷神様に会えるから
こちらも建仁寺。このお寺は掛け軸、お庭と見所満載。
89.体験旅ができるから
写経に座禅、いつかやってみたい。西陣にて染め物体験は経験あり。
90.旅のスタイルが多様すぎるから
外資系高級ホテルからシティホテル、町家泊、ゲストハウスとダイバーシティ!
91.商店街がそこここにあるから
暮らすような旅がテーマな私にとっては願ったり叶ったりな場所。
92.五條楽園に圧倒されるから
ひっそりと息づくかのように佇む遊郭建築に圧倒された。ゲストハウス化などリノベーションが楽しみなエリア。
93.おめんのうどんのコシが抜群だから
薬味を味わうためのツルツルコシコシうどん。
94.たわらやの一本うどんがあるから
北野天満宮前で食べられる極太のうどん。スルスルゆっくり味わいたい。
95.北野天満宮でたくさんの牛に会えるから
推し牛探しが捗る。
96.三十三間堂でそっくりさん探しが楽しいから
うわーこういう人いるよね〜と思いを巡らせるひと時。(仏像の解説もわかりやすいので必読)
97.美しい蓮の花に会えるから
天授庵にて。
98.くるりをBGMにして歩きたくなるから
出町柳の鴨川デルタで朝、『さよならリグレット』(出だしが夜がきれいに明けていくかのよう)。旅の終盤に『ロックンロール』(力強く腕振って歩きたい)でまた京に帰ってこようと決意するのがこの頃の流れ。どちらもイントロで泣きそうになる。
ちなみに記事のタイトルは彼らの楽曲『ハイウェイ』から拝借してます。
99.亀石を渡ると幸せな心地になるから
さらさら流れる鴨川の上、ヒョコヒョコ何往復もしている女がいたら私です。
100.鴨川デルタがあるから
散歩する人、ラクロスや楽器の練習をする人、水遊びする人、トンビにパンを盗られちゃった人、そして亀石を渡る人。旅人でも一瞬、街に溶け込めるかのような場所だと思う。大阪出張時、朝5時にホテルを出て7時前にはこの河原に佇めたのはとても良い記憶。
「ここが私のアナザースカイ」と鴨川デルタでやってみたい人生。
76.で挙げたけれどもやっぱり私は京都の懐の深さに心惹かれると思う。こうやって100も好きな訳を並べてみると、新旧、和洋を行ったり来たり、いつ訪れても新しい発見がある奥深さは改めてとてもうらやましく。次は何が見つかるか今から勝手に楽しみです。