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昔の数学のノート
四半世紀前の高知工科大学時代のノートメモが4枚出てきた。
メモは壇砂利で捨てるので、
ここに書き留めておく。
たった4枚のメモが多分書いた時は30分ぐらいなのに、
朝からwordに落とすのに6時間もかかった。
一旦読み上げてパソコンに文字起こしさせたが、
数式や数学の記号はほぼ訳せてなくて使えなかった。
ラージFとか、スモールGも1文字にはなってなかった。
NOTEに落とすと冪乗や下の添字も表現されず、
微分などを表すドットXも表示されなかった。
以下メモ
アーベルの定理。
n>=5 一般に解の公式はない。
ガロアの定理。
解の公式を持つ。
体を群という概念が必要。
体;ℂの部分集合で加減乗除について閉じているものを体という。
つまり K⊂ℂが体であるとは
α,β∈K ⇨ α±β∈K ∈;属する
αβ∈K
α/β∈K (β≠0)
が成り立つことを言う。
例 Qは体である。
Rも体である。
ℂも体である。
例 Zは体でない。
αβ∈Z ⇨ α/β∈Z
が成り立たない。
例 β1,・・・, βn, ∈ℂとする。
1. β1,・・・, βnから有限回の加減乗除で表わされる複素数の全体。
(β1,・・・, βn)の分数式の全体は体となる。
これをQ(β1,・・・, βn)で表す。
方程式f(x)=a0xn+ a1xn-1+・・・+an=0 (a0≠0)
に対して、
K=Q(a0, a1,・・・, an)を
f(x)の定義体と言う。
この解をα1,・・・, αnとするとき、
L=Q(α1,・・・, αn)をf(x)の分解体と言う。
つまり方程式に対して定義体、分解体という二つの体が定まる。
群 あみだくじの数学的理論
あみだくじとは、数字の並べ替え
※ 集合 f:x→X を写像
各x∈Xに対して、y∈Xをただ一つ定める操作のこと
![](https://assets.st-note.com/img/1706414037293-iJOGnfAPic.png?width=1200)
例1 X ={1,2,3}
f(1)=1 , f(2)=2 , f(3)=3
によりf:x→Xが定まる
例2 X ={1,2,3}
f(1)=2 , f(2)=3 , f(3)=1
によりf:x→Xが定まる
まとめ あみだくじは写像を考えることができる。
あみだくじの性質
① x1≠x2 ⇨ f(x1)≠f(x2)
② どのようなy∈X に対しても
y=f(x)となるx∈Xが存在する。
① 、②を満たすf:x→Xの全体をS(x)と書き、:xの対象群という
例 X ={1,2,3}の時
S(X)は6個の要素からなる。
1 2 3 1 2 3 1 2 3 1 2 3 1 2 3 1 2 3
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
1 2 3 2 1 3 3 2 1 1 3 2 2 3 1 3 1 2
順列
例 X ={1,2,3,・・・,n} の時
S(X)はn!個の要素より成る
群の性質
① f,g∈S(X) ⇨ g ○ f∈S(X) (○を合成という)
f g
X → X → X
→
g ○ f
(g ○ f)(x)=g(f(x))
② f、g、h ∈S(x)
(g ○ f)○ h =f ○ ( g ○ h)
③ e ∈S(x) ですべてのf∈S(x)に対して
(e ○ f)○ h =(f ○ e)=f となるものが存在する
④ f ∈S(x) に対して、fの逆写像を
・
f -1 = S(x)と書けば
f ○ f ^-1 =f^ -1 ○ f=e が成り立つ
Gc S(x) が。S(x)の部分群であることは
f,g∈G ⇨ g ○ f ∈F が成り立つときを言う
さらにGが正規部分群であるとは、Gが部分群であって、
任意の f ∈S(x),g ∈Gに対してf ^-1 ○ g ○ f∈Gとなることを言う
HがGの正規部分群であるとき
群 G /H={fH | f ∈G } が
(fH)○(g H)=(f ○ g)Hにより定まる