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スイミングマダムから引導を渡してくれと言われた話

私、スイミングスクールに通っている。ジムも併設しているけれど、そちらは使わないプランなので純粋にスイミングに通っている。健康診断で「定期的に運動してます!」と自信を持って言える程には運動している。

水泳をやる動機は人それぞれで、健康維持である人もいれば、マスターズの大会くらいには出る人(私)もいる。マスターズの大会に出る動機も、練習のモチベーション維持を狙う人もいれば、その後の打ち上げが楽しみな人(私)もいて、人それぞれある。

速いから偉いとかではなく、自分に合ったペースで泳ぐもの。ただ、コース数の都合で初級・中級・上級のように分けて、そのコース内で一緒に泳ぐことになる。

上級の中で一番たくさん泳ぐコース(上の上)は、多い時で1時間に2,600m程度、フォーム練習の時は1,800m程度くらいである。イケそうなメンバーだったらもっと増えたりする。

他のコースの人々は「上の上の人たちはみんな速いねぇ」くらいの認識だけど、実際の泳力にはけっこうバラツキがある。現役高校生や選手あがりのネーチャンもいれば、アラフォー(私)やアラフィフの方までいるんだから、むしろ同じ練習メニューをこなしていること自体が凄い。

実際、無理があって200m(25mプールで4往復)すると周回遅れが出たりもする。サボる時は最初や最後ではなく、125m~175mを抜くと他の人に気付かれにくいという謎ノウハウまである。

暗黙の了解として、一番泳げる人が満足する練習メニューを善しとしている。実運用として、ついていけない人は間引くし、泳げる人はHARD指示をきちんとHARDで泳いで自分に負荷をかける。理想とは言えないなりに、限られたコース数の中では最大多数の最大幸福を満たしている。

と思っていたら、同じコースを泳ぐマダムから「私、邪魔になっていない?」と相談を受けた。「自分が足を引っ張っているんじゃないか」「自分がいなかったらもっとたくさん練習できるんじゃないか」みたいな話。

上に書いた理由により、練習量が少なかろうが練習の質は自分で高めるものだから、全然気にする必要はないし、自分が泳ぎたいコースで泳げばいいんじゃないのかと心の底から思っている。

ただ、コースを下げれば良いという単純な話ではないようで、上の中コースの人から「速い人は来ないで」と断られるので、簡単にコースを落とせないらしい。一方で、上の上コースの仲間達に「私は邪魔か?」と聞いたところで、誰も「邪魔」と引導を下してくれる人はいない。

そこで、「本当に邪魔だったら邪魔だと言って引導を下してくれ!」というのがマダムから私へのお願い事だった。その時は、実感が持てないなりに「分かった」と言った。

ただ最近は世代交代が進んできて、同じコースで泳いでいる若いオネーサンが先日のマスターズ大会で日本新を出した。そんな速いネーサンと同じメニュー泳いでたのか!と妙に驚くととともに、「もしかしたら私が邪魔な側?」みたいなことも頭を過ぎった。マダムから相談されたことの気持ちが理解できるようになってきたのが #最近の学び

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odapeth
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