畳紙の小窓に覗く漆黒が放つ香りは昭和のあの日

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着物は持たせてやれないから、せめてもと大急ぎで母が誂えてくれた喪服一式を処分。母に許可は取ったものの持たせたものが処分されることに寂しさは無いのだろうかと、ふと手が止まる。母のためにこれを着ることが親孝行だったのかな。

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