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声の威力

いつまで経っても夏の気配が消えないままの9月から10月に掛けて、お元気にされてるのかな?と思ってた方が一ヶ月ぶりぐらいにnoteに戻られた。

おぉ・・・と喜んでいる間もなく、次々と朗読をUPされてる。


お?おお??おぉー!!

というのが、その時の正直な私の気持ち。

え?このお話長いよ?35話ぐらいまであったんじゃなかったっけ?


え?終わらないの?どうなるの?ここでそっちへ行くの?え?ええ?と、思いつつ毎日毎日続きがUPされるのを楽しみにしていたから。UPされる度に、家事の手を止めて(笑)必死に読み漁ったのも記憶に新しい。

これを朗読するの??

恐る恐るクリックした先から流れてきたのは、心地よい以外の何物でもない口調と間。

朗読ってはっきり言って苦手だった。単語同士の間や台詞の間、この間が自分の感覚と合わなくて聞くのが辛くなってくることが今までにも何度かあった。早いと急かされてる気がする。遅いとじれったくなってイライラする…。

本当に失礼な言い方になってしまうけど、そう言うストレスが一切なくするする~っと耳に滑り込んでくる。

1人で何役もこなされるわけだから、幾ら声色を分けたって無理だろって思う人もいるかもしれない。でも、一人での朗読の良さっていうのを、今回初めて教えてもらった気がした。

ほんのわずかな抑揚やテンポ、語尾の違いで、年齢や性別がきちんと聞き分けられる。違う声質が混ざらないことで、空気がぶれずにすーっとお話が入ってくる。声が「私が!」「私が!」と自我を押し出してこないって言うか・・・上手く言えないけど。

音色って数ありゃいいってもんじゃないんだ・・・と思った。整理整頓された音っていいな・・・って。

お話も最低二回は読んだはずなのに、あまりにも先へ先へと気持ちが行ってしまっていて、作者の方には申し訳ないぐらい細かい描写をろくに覚えていないことが判明。げふっ・・・読んでから聞くって良いな・・・って。

始まりと終わりに、ほんの少しBGMが入るだけで、朗読の間は無音のはずなのに、街の雑踏の音がバックに聞こえた気がして、今しがた聞きなおしてみた。やっぱりない・・・。気のせい?

場面が変わる度に、微かに何か音がしていたような気がしたのは、空耳??もしかして、私の耳の問題?イアフォンの性能?あとでまた聞き直してみよう・・・。

読んでから聞くか、聞いてから読むか、なんなら聞きながら読むなんて言うのもありかと思ったりもする。


連続で聞けるように、YouTubeにもUPして下さってるので、助かる。

秋の夜長、パソやスマホの画面にへばり付いてないで、目を休めてあげるのにはぴったりのコンテンツだと思う。






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