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つぶやき

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31文字におさまらなかった140字程度の短文
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#戯言

アタシの中に漣を立てるのは見知らぬ誰かがつらつらと並べた文字で文字には少なからず私情が組み込まれているということも知っていてそんな見ず知らずの心情にわざわざ波立つのは何よりも浅はかだとも知っていて信じるもの信じたいものは何かを今更突き詰めなくてもわかるのに寄り添うってなんなんだ?

己の力で生きてはいけないことを直視することなく、ここは我が世の春と言いたげに。わずかな隙間を見つけてはに入り込み、ここは己の出番だと、ここは己の領地だと、哀しいかな己で地を肥やすこともできぬ輩は、今日も明日も種を落とす場所のみを探す。根株を肥やしそんな輩には目もくれぬのが最良。