#789 ストレスの種を“大きく育てない“コツ。自分のモヤモヤの観察者になろう
おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、自分で頑張るという勝ちパターンを手放そう、オンラインスクール育休スクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。
今週も一週間がスタートしました。
私の住んでいる静岡県は、週末も含めて、今は4月上旬並みの陽気だそうです。
本当にぽかぽかしていますよね。
春の到来に合わせて、実はわが家は先週末から次女ちゃんとメダカのビオトープ作りにチャレンジをしてまして、この週末はようやくメダカさんをお迎えする前の石を敷いて水草を浮かべたビオトープ、ビオトープというとかっこいいですが、年季ものの鉢に砂利を敷いて水草をレイアウトしたハウスが完成しまして、来週にはメダカを入れていこうかなと。そんなことに取り組んでおります。
皆さんは、どんな週末を過ごされたでしょうか?
#ストレスマネジメント術
今日は、Voicyさんの新しくスタートしている日替わりハッシュタグ企画に合わせて、放送させていただこうと思います。
テーマは、『 #ストレスマネジメント術 』です。
ストレスというキーワードを取り上げて、いろんな対処の仕方があると思うのですが、今日はセルフケアに近い話をさせていただこうかなと思います。
皆さん、ストレスはありますか?
「ストレス」がすごくビッグワードなので、日々、積み重なる小さなものもあれば、大きな大きな喪失感だとか、疲労まであると思いますので、今日はどっちかというと、日々のストレスのほうにフォーカスしてお話ができればと思います。
ストレスはゼロにはならないものである
ちなみに、私にとってストレスとは何だろう?と、改めて言語化してみたのですが、まず、私はストレスというものをとらえる時に、これはゼロにはならないものである。そういう考え方をしています。
ストレスを抱えると、「なんでこんなにストレスがあるんだろう?」とか、「ストレスのない所に行きたい」とか、「今、自分はストレスを抱えてしまっている」こんな感じで、そもそもストレスがあることに対してストレスを感じてしまうということはないでしょうか。
ストレスを抱えてしまっている状態に、さらにストレスを抱えるというスパイラルなんですよね。
これはどこから湧いてくるかというと、「そもそもストレスは、ないほうがいいものである」とか、「ある状態が、良くない状態である」というところから、あることにストレスを感じてしまうというサイクルにつながっていくと思うので、ストレスはゼロにはならないものであるというとらえ方をしている。
そうすることによって、ストレスがあることにストレスを感じるというサイクルを断ち切る。
そんなスタンスを大事にしています。
その上で、毎日いろいろあるじゃないですか。
体調の波だってあるし、仕事でもいろいろあるし、さらに家庭の中だってパートナーとか子どもとか、いろんな人と共同生活を送れば、それはそれはいろんなことが起こると思います。
なので、ストレスはゼロにはならないものだととらえた上で、ストレスと上手に付き合うことがやっぱり大事だなと、私もそう考えています。
私にとってのストレスとの上手な付き合い方
ストレスと上手に付き合うとはどういうことかな?と、さらに分解すると、一つは、ストレスの種をストレスにしないこと。
ストレスを大きく育てない。
芽のうち、もしくは、種のうちにうまくケアする。
プラス、ストレス耐性を付けていく。ストレスに強くなる。
ストレスだと感じるラインを引き上げていく。
この二つが、私にとってのストレスとの上手な付き合い方だと思っています。
そこに付け加えるとすると、自分のストレス傾向を知る。
何によりストレスを感じやすいのか?これを知っておくところなんかもここに入ると思うのですが、大きく育てないこととストレスに強くなること。
そんな中で、今日のこの放送は、ストレスを大きく育てないこと、種のうちにうまくケアすること、ここを取り上げて放送したいと思います。
ちなみに、今日の話はたぶん、自分でセルフケアが必要な小さなストレスレベルの話だと思うんですよね。
ストレスは、軽いものもあれば、重くのしかかってくるものもあると思いますし、さらに、感じ方は一人一人違うと思うんですね。
いろんな人間関係があったり、将来や経済的な不安があったり、体調に関するものだったり、いろいろあると思いますので、くれぐれも大きなストレスに関しては、自分でなんとかしようとせずに、誰かの助けを得たり、必要な段階でプロの支援を得ることが、私はすごく大事だと思っています。
ストレスの種は日々のモヤモヤ
本題に戻ると、ストレスを大きく育てないために、私が考えているポイントですが、ストレスを大きく育てないというのは、ストレスが種のうちに、小さな芽のうちにケアするということなのですが、ストレスの種とか、小さな芽とは何だと思います?
すごく適切な言い換えがあるなと思うのですが、日々のモヤモヤだと思います。
日々のモヤモヤが、おそらく私たちにとってのストレスの種であり、小さく芽生えた芽なんですよね。
私も植物を育てるのが好きなので、植物であれば、それを大きく育てようと頑張っちゃうのですが、ストレスに関しては、芽や種のうちにケアする。
モヤモヤの段階で、きちんと適切な処置をする。
これを大事にしています。
自分のモヤモヤの観察者になろう
では、ストレスの種を大きく育てない実践は何かというと、私は自分が自分のモヤモヤの観察者になるということだと思います。
自分が自分のモヤモヤの観察者になる。
ちょっと想像していただきたいのですが、モヤモヤした状態でいるのは、モヤモヤというお風呂に自分自身がつかっている状態なんですよね。
これがもやもやした状態でいる。
「なんか熱いな」とか「ぬるいな」とか、気持ちの良い状態ではない。
モヤモヤというお風呂につかっている状態が、モヤモヤした状態でいることです。
自分が自分のモヤモヤの観察者になるというのは、モヤモヤのお風呂に入っている自分を、お風呂の外側から観察する。
これが、モヤモヤの観察者になるという状態だと思います。
これは、違いますよね。
当事者としてお風呂につかっている状態と、そんなお風呂につかっている自分を淵から見る状態。
全然違うと思いますので、いったんはお風呂に入っちゃうのですが、お風呂に入ったままでいずに、お風呂に入っている自分を観察するもう一人の自分を置く。
そんなイメージでしょうかね。
これが、本当にすごく効くと思っているんですよ。(小田木所感ですけれども。)
例えばの例でいうと、上司との関係になんか今、モヤモヤするなと思っているとするじゃないですか。
当事者としての自分は、上司との関係にモヤモヤしているのですが、ここで自分のモヤモヤの観察者としての、もう一人の自分の出番になります。
何を考えるかというと、「何にこんなにもやもやしてるんだろう?」これを客観的に観察しながら考えるということですね。
そうやって考えてみると、例えば、「自分が上司に相談したいけれども、相談すると、報告や結論を求められている気がして、すごくモヤモヤするんだよな」と思っているかもしれないし、あと例えば、「上司と仕事の話をする都度、あなたはどうしたい?って聞かれるのが、なんかすごい苦痛なんだよな、あれ、なんだろう?」と思っているのかもしれないし、例えば、「今の状況そのものというよりも、前に自分がいっぱいいっぱいだった時に、大丈夫?と言ってくれなかったことを、すごいがっかりして、なんか今でも引きずってるんだよな」かもしれないし。
こんな感じで、何かにモヤモヤしている状態がスタート地点です。
そこにある自分自身の気持ちに目を向ける
そしたらそこから、そのモヤモヤの背景はなんだろう?と、もう少し考えてみます。
観察者として、さらに観察を進める感じですね。
例えば、「あなたはどうしたい?と聞かれるのが苦痛で、すごいモヤモヤするんだよね」だったとした場合に、「じゃあ、なぜ、あなたはどうしたい?と聞かれるのが、私は苦痛に感じるのか?」こんな感じで考えてみます。
例えば、「どうしたい?と聞かれても、答えられない自分が嫌になって、自己嫌悪に陥るから嫌なんだよな」と思っているのかもしれないし、「上司ほど情報を持っていないのに、決められるわけないじゃん」と思って、すごいもやついているのかもしれないし、他にもいろいろありますよね。
「余裕がなくて考えることができないという状態を分かってほしい、でも、分かってくれない」もしくは、自分が考えるということに納得していない。「それは上司がやるべきでしょう」と思っちゃっているから、モヤモヤしているのかもしれない。
もしくは、「上司の中で答えがあるんだったら、それを言ってくれたほうが早くない?私が考えて、違うとかやり取りをすることが、すごい非効率じゃない?」と思っているのかもしれない。
いろいろあると思うのですが、観察すると、「これかな?」とか、「そういうことか」みたいなことが見えてくると思うんですね。
これなんですよ。
観察するというのは、そこにある自分自身の気持ちに目を向けることになると思いますし、その状況を見ている自分の見方に客観的に気付くということも、観察に入ると思います。
「そっか、私はこういう思いを持っているんだな」とか、「私、今の状況をこう見ているんだ」ということに客観的に気付く。
これが観察するということだと思います。
風呂のふちから観察し手を貸すという発想
そうすると何がいいかというと、そこから出る糸口が見えてくるんですよね。
さっき、お風呂に入っている自分を淵から見るのが観察だと言いましたが、お風呂の中で自分だけでもがいても、たぶん出られないことのほうが多いんですよ。
なので、もう一人の自分をお風呂の淵において、そのお風呂から出ようとする自分に手を貸すこと。
観察を言い換えると、そういうことだと言えるんじゃないかなと思います。
冷静な観察や言語化が、一人だと難しいなと感じる場合は、誰かの力を借りる。
これが、いわゆる「壁打ち」というやつですよね。
ということで今日は、日々のストレスの種を大きく育てないためのポイントとして、自分が自分自身のモヤモヤの観察者になる。
そんな方法をお話させていただきました。
これは、自分の思いだとか気持ちや感情を、大事にすることにもつながると思いますし、こんな自分とのキャッチボールが、自分自身の言語化能力だとか、他者を理解する力も深めてくれると思いますので、本当におすすめです。
繰り返しますが、自分一人では難しいなと思った場合は、誰かの力を借りる。
壁打ち相手を見つけて、壁打ちをさせてもらう。
そういったカードが切れることが大事かなと思いますので、ぜひやってみてください。
関連の過去放送もぜひ聴いてみてください
今日のテーマに紐づく、過去放送もご紹介させていただきます。
『#134 3つのタイプ別モヤモヤとの向き合い方』です。
モヤモヤの良き観察者になろうという観点で、日常仕事で生じるモヤモヤって、こんな3つのタイプがあるかもしれないということを言語化しておりますので、モヤモヤの観察者になって言語化するというテーマに関心のある方は、こちらも聴いてみていただければと思います。
なんと2021年2月の放送ですので、軽く2年前ですね。
2年前の両立サプリの放送を聴くことで、「そっか、2年たつと、多少こなれてくるんだな」そんな感覚が見えるかもしれません。
ということで、「#ストレスマネジメント術」お聴きいただき、ありがとうございます。
今月3月の90分腹落ちセミナーのテーマは「企業の中で学ぶ」!
続きはぜひVoicyでお聴きください。
小田木朝子プロフィール
「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜
び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール“育休スクラ”から出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
*育休スクラ公式HP|https://schoola.jp/
*Facebook|育休スクラ|https://www.facebook.com/schoola.jp
*Instagram|@odagitomoko|https://www.instagram.com/odagitomoko/
*Twitter|@odagitomoko|https://twitter.com/odagitomoko
*YouTube|小田木朝子の今日のワタシに効く両立サプリ*育休スクラ|