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HSS型HSPの私が感じるコールセンターで働くメリットやデメリットや付き合い方アレコレ考えた話

夜の住人の皆様お疲れさまです。今日はちょっと仕事の話。

先日上司2人と面談したときに「そういえばそうだったな」と気がついたというか、思い出したことがあったので

今日はその事を書いていこうと思います。

はじめに

私自身強度のHSP気質だと知った時『コールセンターって実は向かない仕事なのかも』と悩んだりもしました。

この感受性の強さが嫌になったこともあります。
周りと自分を比べて「自分はなんで皆みたいにうまく割り切って立ち回れないんだろう」と考えて悩んでしまったり。

それでも「好き」という気持ちだけで電話の仕事を続けてきたし

この気質が強いからこそ「よかったな」って思う事は今でもある。

メリットもあればデメリットもある。

これから書くお話は、今現在もコールセンターで働くすべてのHSPの気質を人一倍強く持った方たちへ

私の実体験をもとに
・HSPのメリット、デメリット
・気質と少しだけうまく付き合うコツ

などなど。お話していこうかなと思います。

私と同じように強度HSPだけどなぜかコールセンターばかりを選んで働いている方へ

「HSPあるある」として読んで共感していただくもよし

「自分だけじゃないんだ」と安心材料として受け止めて頂くもよし。

何かのお役に立てたり、ヒントになれたら幸いです。

今回参考にした本はこちら


ちなみに、興味深い記事も見つけたので貼っときます↓


経歴

プロフィール欄にも書いているけど、ざざっと私の経歴をお話すると

法人営業やら、カスタマーやら、代理店サポート窓口やら、中小企業向けの融資案内やら、コールセンター歴約13年。

ちなみに、美大出身です。油絵を4年間描いていました。絵を書くことは幼少期から大好きで

絵を描いて「上手だね。すごいね」って褒められると、とても嬉しかったのを覚えています。

それが楽しくて、暇さえあれば
絵を描いたり、塗り絵をしたり。

小学校の頃、学校の連絡帳には先生からの連絡事項ではなく、お姫様の絵を描きまくって、褒められると思い母親に見せたら

当たり前ですが、ド叱られました(笑)

電話の仕事との出会い

28歳のとき、それまで勤務していた呉服販売があまりの激務で体調を崩し、退職したことがきっかけでした。

そのときたまたま見つけた派遣の求人でテレアポ募集をしており、条件もよく「電話の仕事か。おもしろそうだな」と軽い気持ちで電話の仕事をはじめました。

それから数年後、当時勤務していた先輩を追いかける形で、ある大手通信系コールセンターへ転職します。

今思えばこれが大きな転機でした。

以前にいつかの投稿でもお話しましたが
あるSVからこんな事を言われました。


「あなたの声には心がある」

本当に嬉しかった。
なんでこんなに嬉しかったかって言うと

小さいとき絵を描いて褒められたときと同じ感覚がしたからです。

コレはあとになって母親から聞いた話なのですが、小学校のとき私の絵を褒めてくれた先生がこんな事を言っていたそうです。

「なぎさちゃんは他の子と違う色を使うんですよ。葉っぱが水色だったり、空がピンクだったり。なぎさちゃんにはきっとそう見えるんですね」

このことを踏まえて
大人になってもう一度、ちょっと理屈っぽく
なんで嬉しかったのかを考えたら


私が表現しようとしたことが伝わったから
私が表現したいことを受け入れてくれたから
それが嬉しかったから。

です。


自分の感じたまま、あるがままを嘘偽りなく正直に表現していた時期が

「言葉に心が通った」

時期だったと記憶しています。


「HSP」という言葉との出会い

この言葉を知ったきっかけは、2年前に所属していたコミュニティの人からでした。当時ちょっと流行っていたということもあり、本を読んだりHSP診断を受けてみたところ

HSS型HSPであることがわかりました。

今まで感じてきたちょっとした違和感だったり。
人の気持ちにやたら共感したり。
人の顔をみてその人の考えている事がわかったり。
周囲の些細な変化に気がついたり。
やたら何か深く考えてしまったり。
行動が大胆なくせにすぐ傷ついて泣いてしまったり。

それが病気でも欠陥でもなく「生まれついた」先天的なもので、なんなら自分と同じような人たちがまぁまぁいる。

とても安心しました。

と同時に、今まで「どうすればこの性格が直せるか。変えられるか」と考えていましたが、そうではなく「これは一生付き合っていくものなんだな」と、腑に落ちた瞬間でもありました。

HSPでよかったなと思うとき


・共感能力の高さ
・些細な変化にすぐ気がつく

この2つはどのコールセンターにいるときも非常に役立っているなと感じます。HSPの特徴として、視覚と聴覚から得る情報量が非HSPの10倍ほどあるとも言われており

あくまで私の場合ですが、顔が見えない(視覚からの情報量を抑えられる)ため、声のトーンだったり些細な声色の変化など“音の変化”を敏感に感じ取れることが多い気がします。

お客様からの「いつも有難う」や「助かりました」に人一倍喜びを感じられるのも、HSPならではじゃないかと思います。

HSPでしんどいなと思うとき

・情報はたくさん拾えるけど処理が追いつかない。

情報の取捨選択が苦手なんです。

自分の力ではどうすることも出来ない事を全部拾ってしまって、しかも深く考え込んでしまい、最終的にめちゃくちゃしんどくなる。

友人からは「課題の分離が苦手なんだね」とよく言われます。

ワタシ的気質との付き合い方

①受け入れる

私がはじめに実践したのはコレでした。特にネガティブなことが起きたとき、できれば起きてほしくない現実が目の前に現れたとき

ひとまず自分の感情を受け入れる事を徹底しています。

紙とペンを用意して事実として起きたことを書く。

それに対して自分がどう感じたのか。辛かったのか、痛かったのか、苦しかったのか、悲しかったのか。

否定も肯定もせず、ただひたすら箇条書きです。

ちなみに、今でこそ冷静に書けるようになりましたが、書き始めたばかりのときは書いている最中は感情が溢れてきて

「もうマジで無理。つらい〜〜」と

泣きながら涙と鼻水で顔グッシャグシャにして書いてました(笑)

そして書き終わったらこの言葉を口に出しています。

“そう感じたんだね。辛かったね。よく頑張ったね”


②アウトプットする

①の方法で顔がふやけるぐらい自分の感情を出して受け入れたら、文章にして発信したり、信頼出来る限られたコミュニティへ言葉でアウトプットしています。理由は3つ。

・頭の整理
・言語化の練習
・人に助けを求める訓練

何を伝えたいのかわからなくなったり、言葉がうまく出なかったりすることもあります。でもそれでいいんです。

「うまく伝えられない。ごめん」と保険かけたっていいんです。

うまく伝える事が目的ではなくて“伝える事”が目的なので。

さいごに

数年前に芸能人の方でもHSPであることをカミングアウトされる方も多く、HSPという言葉自体はそこまで珍しいものではなくなったのかなという肌感はあります

ですが、なかには面白半分で「自分はHSPだから〜」と口に出す方のほうがまだまだ多く、正しく理解していただけない、受け入れて頂けてないなと感じ、悲しい気持ちになります。

でもしょうがないんです。
そんなもんです(笑)
理解される事のほうが珍しいと心得ておいてください

それでもどうしても辛くなったら、この投稿を読み返してください。

何の役にも立たないかもしれないけど
ひょっとしたら何か役に立てるかもしれないので。

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