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【イベントレポート】「福祉系の方々の楽しいお茶会LT」を開催しました!

誰もがいつかはお世話になるサービス、それが福祉。

さて、1/10(日)にオンラインで福祉系のお仕事の方々のお茶会(交流会)を行いました。
年越し寒波の影響で全国的に気温が低く大雪が続いていた地域もありましたが、オンラインでは天候を気にせず集まれました。

概要

福祉系の方々の楽しいお茶会LT
日時:2021年1月10日(日)10時~
場所:オンライン(zoom使用)
参加者:4名

参加してくださった方々

全国各地から、福祉のお仕事をされている方々に集まっていただきました。

ほしえさん
現役の保育士。地元の愛知県で保育士をした後、転職して広告代理店のデザイナーをされていましたが、保育へのアツい想いから保育士に戻り現役を続けられています。結婚や転勤もあり神奈川県、奈良県と様々な保育施設を10年以上渡り歩かれています。

ほしえさんのnoteはこちら

おかじさん
福祉系の大学を卒業した後、北海道の社会福祉法人で社会福祉士として約22年間就労支援をされていました。現在は小さな就労支援施設でボランティアをされています。福祉施設のウェブサイト制作や運用、マーケティングなどもされています。

おかじさんのボランティア先はこちら

よーすけさん
メーカー勤務を経て保育士の資格を取り、現在は東京都内で福祉職の公務員を10年以上されています。コーヒーがお好きで将来の起業に備えて勉強をされながら、コーヒーの淹れ方講座をオンラインで開催したり、勉強会の主催などもされています。

よーすけさんのTwitterはこちら

すみなべ
東京都内で技術系の専門職をしながら、キャリコンとして働くひとのキャリア支援などをしています。イベントの企画や運営が大好きで、今回のお茶会を企画しました。

LTのテーマと概要

※LT(ライトニング・トーク)とは、いわば「短いプレゼンテーション」。基本的にルールがなく、気軽に何か喋ってみよう!というコンセプトで、最近の勉強会で良く使われています。

今回のテーマは、ズバリ「福祉」。全員がテーマを持ち寄り発表しました。それぞれの発表の後には質問タイム&フリートークで自由に話し合いました。

LT1:「認知行動療法を学んだら、生活と仕事が楽になりました。」(おかじさん)

一人目は、社会福祉士で就労支援の専門家のおかじさんから、最近学んでいる「認知行動療法」についてのご紹介でした。

お酒大好きなおかじさん。本当はお酒を控えたいのに、気付くと晩酌していた。家族からはちびちびと小言を言われ…。そんな時の自分を、認知行動療法的に見てみると?
就労支援のお仕事にも自分自身のストレス軽減にも役立つこの療法、効果が科学的に保証されており、取り組みやすさの面でもオススメ!

まずは1か月、試してみたら…!おかじさんの実体験や考察が盛りだくさんの、説得力のあるLTでした。

LT2:「福祉って何?」(すみなべ)

お茶会を開いた経緯と、誰でも知っている「福祉」という言葉について調べてみました。

福祉職の方々が抱える課題を聞いて解決したいと思った。その時、「福祉」って何?と考えてみたら漠然としていてよくわからなかった。これって、自分だけ?
専門職の世界での当たり前を、他の世界の人に伝えるのは大変なことだと実感してきた。でもそれは解決できること。福祉でも同じように出来るはず。

福祉の中にいる人と、外にいる人の間には深い認識の差があるのかも?課題解決の糸口を探るLTでした。

LT3:「実は、福祉職の方で 〇〇をたてている方は少ないのでは・・・」(よーすけさん)

福祉職の方々と話していて常日頃感じていることを、あるある的にまとめてくださいました。
さて、〇〇には何が入ったのでしょうか?

福祉職の方々は、支援相手の人生を一生懸命考えてアレコレとアドバイスしたり手を尽くしています。でも、自分のこととなると…!
福祉の分野で長く働けている人ほど、この傾向があるように感じる。これは決して悪いことではなく、むしろ支援相手に自分の100%を出し続けられることが素晴らしい。

人生って何が起こるかわからない。だから、好奇心旺盛で楽観的なほうがいいのかも!?
あるあるが出るたびに全員が爆笑する、ナットク!のLTでした。

LT4:「自分の保育観と世の中の差異」(ほしえさん)

理想の保育のあり方と、保育にまつわる社会制度や経営の課題を、現場の視点も交えて説明していただきました。

保育のあり方には2種類ある。子どもの自主性をはぐくむ「子ども主体の保育」は社会にも親にも望まれているのに、実現しようとすると現場も経営も成り立たない。
今の制度では良い保育は続けられないけど、親は保育園を選べない。子どものためにも社会のためにも、子ども主体の保育を目指し続けたい!

さまざまな現場や保育園の運営にも携わることで見えてきた課題から、理想の保育を実現させてゆきたい熱意あふれるLTでした!

感想

ほしえさん
・PR力やプレゼン力を身につける必要があるな…といった自分の仕事においての課題が明確になりました。
・今回ご一緒させてもらった方々は福祉の分野は違えどみんな思っている事は同じで、抱えている不満も同じ…という一体感を感じることができてよかった。そして自分の中の仕事に対する使命感がより強くなりました。
おかじさん
・経験や職種の違う方々が集まっていて、さまざまな視点からの話を聞けました。今後の仕事の参考になると思いました。
・民間を経験されている方からは、具体的、実践的な課題解決の方法などの提案もあり、ただ話をして終わりとならなかったのが良かったです。
よーすけさん
福祉という一つの物を見てますが、皆さん少しづつ違った角度から、福祉を見ているので、その擦り合わせがとても面白かったです。
福祉のサービス時間が長くなることや、多様化するサービス形態において、スタッフの人達のコミュケーションをとる時間がどんどん少なくなっているのを実感しており、以前はもっと現場でこのような福祉職員同士の意見を擦り合わせる時間がとれていたのだと思います。
このような状況下でいかにスタッフ同士のコミュケーションを円滑にするかが、サービスの向上につながると改めて実感しました。
ステキな時間をいただきましてありがとうございます。
すみなべ
みなさんの視点が違っていて、それぞれのテーマを様々な角度から見ることができ福祉や福祉の現場への理解も深まりました。みなさんの発表内容もわかりやすくて素人の私にも理解しやすかった。人と接するお仕事の方々の強みなのかもとも思いました。
今まで民間企業でしてきた経験が福祉の仕事にも役立つように感じました。この会でシェアしてみたいと思いました。

お茶会をしてみて

開催して良かった!全体を通じて、熱気がすごかったです!みなさん、共通の課題意識を持っておられ、LTや質問タイム、フリートークでも熱い議論や情報交換が行われておりました。

今回初めての開催ということで、様々な点で課題があり、不行き届きな部分もあったかと思いますが、みなさまに楽しんでいただき有益なお時間となっていれば幸いです。
また、こうした機会を設けられたらと思っています。

最後になりましたが、開催にあたりご協力くださったみなさま、ご参加いただいたみなさま、本当にありがとうございました!

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