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手作りチップス
その昔、私の祖父が煎餅と間違えてポテトチップスを賈ってきた事がありました。
訝しげに一つ食べてみると「こんな旨い物があったのか、これはビールによく合う!」と大いに氣に入って、それ以来酒の肴にポテトチップスを好んで食べる様になったのでした。
その孫に當たる私も例外ではなく酒の肴にポテトチップスはよく賈います。
しかし丁度賈い置きが無かったり思い出した様に健康に氣を遣う様になるとこれを諦めざるを得ない事があります。
しかし今や私には心強い味方が居るのです。
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これは加入している生命保険のポイントが貯まったので景品に戴いた品物ですが、私の身の周りにはこうした「どこからか戴いた物」で溢れています。
そして附いた綽名が「引出物マスター」とか何とか……。何かとお附き合いが多いものですので…。
箱に描かれた繪が可愛らしくて好きです。こうした繪は温かな氣持ちになれます。
食物や無生物にお顔の描かれているのが小さな頃から大好きで、幼児の頃に赤いトマトが微笑んでいる繪が描かれた白いコップが大のお氣に入りでした。
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箱の中にはこうした器具が入っています。
画像右の刃物で食材を薄く切り出します。一番左にある道具を使えば安全に最後迄スライス出來ます。
切った具材はスライサー下部に設置されている容器に落ちる仕組みです。
昔、おろし金等で幾度も手を切ってきたのでこう云う道具は慎重に使う様になりました。
怪我は勿論危ないので極力避けるべきですが、こうした經驗や見地から危險性を理解してこそ刃物の扱いも上手になるものなのです。
刃物は實際に使って學ばなければ有用に使えません。偉い人にはそれがわからんのです。
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斯くして薄く切られたジャガイモはこうして1枚1枚並ぶ事になります。
これを電子レンヂに入れて数分間。
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レンヂの出力にも依りますが少し焦げ目が出る位迄加熱します。
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このまま食べてもジャガイモの風味がしっかり味わえる逸品が出來上がりました。
食感は市販のポテトチップスよりも固く歯應え良好です。
ジャガイモ1個で概ねこの器具の2回半位の量が作れます。
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續いてレンコンを使ってみます。作り方は同じです。
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そして折角だからとカボチャも一緒に作ってみます。
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この附属のスライサーは意外にも切れ味があり、固い食材でも薄く切る事が出來ます。
また、この切った食材を並べる器具は電子レンヂでも大丈夫な耐熱仕様です。
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そのままでも充分旨いのですが、ここは色々に味を愉しむ事も出來ます。
用意した調味料も色々な物が使えます。粉末スープやソースの類も出番が廻ってきました。
即席麺に附属のスープやソースは使わずに取っておくと何かと便利です。
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レンコンは少し形が崩れてしまったのですが、どれもパリパリとして小氣味の良い音を立てます。
やはりこう云う物には麥酒がよく合います。
今宵の泡立ちもまずまずの出來です。85点と致しましょう。
粉末の調味料は画像眞ん中の紙袋の下にある壺の様な容器に入れております。色々並べて必要に應じて取り出す様にするとバイキング形式の様で面白いものです。
マヨネイズやケチャップ等は直接つけて食べますが、粉末の調味料はこの紙袋を使います。
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こうしてチップスと粉末ソースを袋に入れてよく振ります。
色々な所で見かけるこの食べ方も手作りならではの樂しみもあり、文字通り一塩です。紙袋に何か繪でも描いてみても面白いでしょう。
こうして色々な味の物を愉しむ事が出來ます。
尚、健康と素材の味を愉しむ為にも調味料の入れ過ぎは禁物です。
この手作りチップスは油を一切使わないのでそれだけ健康的、即ち「ヘルシィ」と云う事になろうかと存じます。
意外にも手輕且つ簡單に作る事が出來、レンヂで加熱している時間は別の事に充てられるので献立を揃える際も効率的です。
ポテトチップスも今やご家庭で作る時代なのかもしれません。
素材や味附け等を工夫すればその可能性は無限大でしょう。
いやはや、なかなか良い調理器具を戴きました。
尚この手作りチップスは、いさゝか好評を博しており今年の花見でもコンテナに詰めて持って行ったところ、皆さんでつまんで戴けました。
特にお子様にはオススメかもしれません。
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