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クローズアップ現代 私の知らない「私の息子」〜急増する闇バイト・“転落”の真相 (クローズアップ現代 NHK)

5/30(火) 午後7:30-午後7:57
配信期限:6/6(火) 午後7:57 まで

ある1人の大学生が命を落とした交通事故。しかし、それは単なる事故では終わらなかったー。亡くなる直前、大学生は民家を狙った窃盗に加担していたことが発覚。事故車両に乗っていた5人は、“闇バイト”仲間だった。こんな息子の顔を私は知らない・・。地元でも有数の進学校を卒業し、大学生になったばかりの息子がどうして?両親は、手がかりを求め続けている。なぜ今、若者の間で闇バイトが広がっているのか?真相に迫る。
(以上公式HPより)

2年前の交通事故に、こんな真相があった事を初めて知った。
亡くなった大学生の親御さんは普通の、むしろ子ども思いの優しい方だろうと、誠実な話し方から察しがつく。辛い気持ちが癒えない中、お話くださった事に一視聴者としてなんともいえない気持ちになった。

その息子さんも、目立って不良少年だったわけでもなく、生徒会長を務めるほどのむしろ良い子。ホストになろうとした時に止めようとした友達が数人いた事からも、恵まれた環境にいたと推測される。
そんな彼が見ず知らずの年長者のパシりの立場で、悼まれる事もない死に方をした事実に、居た堪れない思いしかない。
予兆もなく止められなかった親御さんはいかばかりであろうかと、他人事にも思えない。

私は親から「自分を大事にしろ」と言われてきた。それは単にエゴに走れという意味では無い。自分を大事にしない者が、他者を大事にできるわけがない。また、他者から大事にされた事で、自分も他者を思いやれるのではないかと思う。

彼は自分を大事にできなかった、のではないと思う。まだ18歳、身体は大人でも社会人としてはまだまだ未熟。これから知っていくであろうそのスタートラインで、けものみちに向かってしまったような印象を受けた。
その年だと親の言う事は聞けなくても、友人の言葉なら聴けたと思う。それでも駄目だったのは何故か。

善悪や酸いも甘いも判別できない世代を、使い捨ての犯罪道具として狙う輩には鉄槌を下すべきだ。許せない。
夢や希望を持つことは生きる為に必要だ、とは思う。
しかしながら世の中には綺麗事ばかりではないことを知っていく、それが大人になるという事だろう。

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