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忘却図書館 10年代ベスト

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【忘却度30%】伊集院静「いねむり先生」

2011年5月13日。    伊集院静先生はまったく読まずにきてました。  しかし私の大事な人の、伊集院先生にお会いしたときの(案の定)かっこいいエピソードを聞いてたのと、色川武大(阿佐田哲也)先生のことを書いた小説と知って購入しました。    愛する女性(夏目雅子さん)を亡くして失意の主人公(伊集院先生)が、ナルコプレシーの師匠(色川武大先生)と地方競輪をまわったりしながら、次第に立ち直っていく話。  数年後、藤原竜也さんと西田敏行さんのスペシャルドラマがあってそれも見てお

【忘却度40%】「いま堂々と読むSEX BOOK」

2011年6月8日。    と、悲しみにくれていたはずなのにこんな本。  かつて「ホットドッグ・プレス」という雑誌があったことは、「ノーライフキング」「1973年のピンボール」「この頃は、めっきりラブレター」「業界くん物語」などで書きました。  北方謙三先生が「小僧ども、ソープへ行け」と小僧を叱咤されてたのもホットドッグ・プレスです。  そんな豪華連載陣を擁したホットドッグ・プレスですが、80年代の大ヒット特集が「デートマニュアル」「セックスマニュアル」でした。どんなファッ

【忘却度80%】木村由美子「一生懸命 木村拓也 決してあなたを忘れない」

2010年8月27日。  前にも書きましたが、いまヤクルトスワローズのファンクラブに入って神宮球場に通ってる私ですけど、昔は巨人ファンでした。  巨人ファンをやめたのは、そもそも東京ドームが嫌いだったのと(神宮球場が好きというのが大きいかも)、川相昌弘、仁志敏久、木村拓也という三大好きな選手が移籍したり引退したからでした。  いまでも、木村拓也選手のことを考えると自然と涙が出てきます。  広島カープから移籍してくれた、投手以外どこでも守れるユーティリティプレイヤー。  と