光る君へ 紫式部(まひろ、藤式部)と中宮彰子の1on1、コーチング
NHK大河ドラマで「光る君へ」が放映されてます。
ここで私たちの勉強になる中宮彰子と紫式部(まひろ=藤式部)の1on1のシーンがありました。1on1、コーチングの立場からこの場面を再度見てみましょう。
女房たちとの「源氏物語(若紫)」の読書会を終えた後です。中宮彰子は退出が遅れた紫式部に向かって、
中宮彰子:「光る君に引き取られて、育てられる娘は、私のようであった。私も幼き頃に入内して、ここで育ったゆえ」と自分の感想を伝える。
紫式部:「そうでございますか」
中宮彰子:「この娘はこの後、どうなるのだ?」
紫式部:「今考えているところでございます」
今後の物語の展開を気にしていると中宮を察した紫式部は
紫式部:「中宮様は、どうなればよいとお思いでございますか?」と訊く。
中宮彰子:「光る君の妻になるのがよい。妻になる。なれぬであろうか?藤式部、なれるようにしておくれ」と述べる。
中宮彰子の表情から心中を察した紫式部は、
紫式部:「中宮様、帝にまことの妻になりたい、と仰せになったらよろしいのではないでしょうか。帝をお慕いしておられましょう」と告げる。
中宮彰子:「そのような、そのようなことをするなど私ではない」とやや否定的反応。
紫式部:「ならば中宮様らしい中宮様とはどのようなお方でございましょうか。私の存じ上げる中宮様は、青い空がお好きで、冬の冷たい気配がお好きでございます。。左大臣様が願われることも、ご苦労も、よく知っておられます。敦康親王様にとっては、唯一無二の女人であられます。いろいろなことにときめくお心もお持ちでございます。その息づくお心の内を、帝にお伝えなされませ」とナイスフィードバック。沈黙し内省する中宮彰子。
13秒後、女房から
ある女房:「おかみのお渡りでございます。」一条天皇がゆっくり中宮彰子に近づき
一条天皇:「敦康に会いにきたがおらぬゆえ•••」
中宮彰子:「おかみ」
一条天皇:「んっ」中宮彰子は涙しながら
中宮彰子:「お慕いしております!」と涙しながらのべる。いきなりの行動変容。
しばしの沈黙後、天皇は何かを言おうとしたが、言葉を押さえ
一条天皇:「また、来る」中宮彰子は泣く。
まひろ(紫式部)はあっけにとられて、両者を見る。彰子は泣き続ける。
まひろの表情は、複雑そのもので、余計なことを言ってしまったのではないかという後悔の気持ちも表情に出している。「しまった」という表情に私には見えました。
1on1でいうと、余計なことを言ってしまったのではないかとへ自分を責めているようにもみえました。
この紫式部の1on1コーチングと、中宮彰子の行動変容は、その後好結果につながります。
まひろ(紫式部=藤式部)の1on1が大成功することに!
紫式部の1on1、すごいなあ。
中宮彰子の行動変容もすごいなあ。
こんな視点で大河ドラマを見るのも一興です😅
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