NHK大河ドラマで「光る君へ」が放映されてます。 ここで私たちの勉強になる中宮彰子と紫式部(まひろ=藤式部)の1on1のシーンがありました。1on1、コーチングの立場からこの場面を再度見てみましょう。 女房たちとの「源氏物語(若紫)」の読書会を終えた後です。中宮彰子は退出が遅れた紫式部に向かって、 中宮彰子:「光る君に引き取られて、育てられる娘は、私のようであった。私も幼き頃に入内して、ここで育ったゆえ」と自分の感想を伝える。 紫式部:「そうでございますか」 中宮彰子:「こ
アメリカのホームドラマのワンシーンを想像してみましょう。主人公とその友人は、会社では部下と上司。彼ら彼女らは、しばしばホームパーティーを開き、和気あいあいとコミュニケーションをとります。会話の流れから仕事の話になった場合、次のようなやりとりが考えられます。 「ビル、悪いがこれは上司としての指示なんだ。悪いがやってもらうことになるよ。この話は、今日はここで終わりだ。続きは月曜日にしよう。さぁ、今日は楽しもう」 「ああ、わかったよロジャー。この話は月曜日だ」 これを聞いた二人
コミュニケーションを学んでいるといろんな点でふと疑問に思うことが多々あります。それは日本と欧米の違いです。表題では日米としていますが、日本と欧米の違い、東アジアと欧米の違いかもしれません。 日本人が深く学びたいとか、人生で行き詰まっている、と言うようなときには、昔は僧侶の説法を聞きに行っていたことが多いようです。僧侶の説法と言うと、日蓮や親鸞などの鎌倉仏教の始祖たちの説法をイメージするかと思いますが、東大寺大仏建立に奔走した行基さんでも同じことがいえます。西暦700年代の古く