ボルドー シテ・ジュ・バン(ワイン博物館)に行く
朝、上空を飛ぶヘリコプターの音で目が覚めた。
今日はボルドーにショートトリップ。TGVで一泊2日の旅に出かける日だ。
わたしはホテルの部屋でいつものように、カップ一杯のオレンジジュース、バター、ハムとチーズをはさんだバゲット、日本から持参した黒ゴマきな粉アーモンドと粉末青汁を混ぜたヨーグルトを食べ、最後にマシンで淹れたエスプレッソを飲んで朝食をすませると、一泊分の最低必要限の物を詰めた小さなショルダーバッグを持って朝早くParisのホテルを出発した。
大通りに出ると
え?
これは何?
目の前を、洪水のように切れ目無く人が走って来る。
おまけに、バスもタクシーも止まっている。
全く知らなかったけど、今日はパリシティマラソンの日だったのだ。
どおりで、朝からパラパラとプロペラの音がしていたわけだ。
モンパルナス駅まで、バスが止まっているので、メトロで行くことにし、オペラ座のメトロ駅へ向かう。
すると、ここでもマラソンの人並みが途切れることがなく延々と続いて、メトロ駅入り口までの、ほんの4メールの歩道が渡れない。
かなり、余裕を持って出てきたものの、わたしはTGVの時間がきになりはじめた。
まずいな。
間に合わないかもしれない。
もう、ただ待っている場合ではない。
覚悟を決めて、歩道を渡るぞと思ったその時、わたしの隣りに同じように立っていたおじさんが動いた。
よし!
待ってましたとばかりに、わたしはおじさんの後ろにピタリと張り付いた。
お、お、いい感じ!
スイスイとまではいかないが、途切れることなくやって来る人並みをなんとかかいくぐり、渡りきることができた。
そして、若干遅れたけどモンパルナス駅に到着でき、ホッとする。
かなり早めのチェックインにもかかわらず、「部屋の準備ができているよ」と、ルームキーを渡してくれた。
ホテル セズはSPAがある素敵なホテルだけど、部屋でまったりとするほどの時間はない。残念。
部屋に荷物を置いて、すぐ目指すシテ・デュ・バンに向かった。
歩いて45分くらい。
トラムも走っているけれど、ここはあえて歩く。ガロンヌ川沿いに気持ちの良い遊歩道があり、たくさんの人が楽しそうに、そぞろ歩いている。
途中、マルシェも出ていて、川沿いのレストランではワインと食事を楽しんでいる。
La Cité du Vin(シテ・デュ・ヴァン)はボルドー市内にあるワイン博物館。ワインの歴史や産地、ブドウの品種や製造過程、カルチャーとしてのワインの楽しみ方に至るまで、ワインに関することが総合的に楽しんで学べる。ワイン好きに外せないところ。
2016年にオープンしてからボルドー市内の新名所になっている。
一日中、いても飽きない。おすすめの場所です。好みのワインを見つけて購入することもできるショップもあります。
さて、この後は、またガロンヌ川を眺めながらボルドー中央広場まで歩いて戻りましょう。
ちなみに、コロナ以降、Parisからボルドーへ移り住む人が増え、不動産物件が不足しているらしい。訪問地の経済事情を知る観点から不動産屋を覗くのも好き。
ボルドーワイン博物館
https://www.bordeaux-tourism.jp/miyushiamu/shiteteyuuan
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#わたしの旅行記
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