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「麦酒の家の冒険」西澤保彦

この本を読んだのは大学時代、図書館であらすじに惹かれて借りた。
自分には悪癖があって、最初は倹約精神でレンタルや図書館・漫喫などを利用して映画や小説・漫画と触れ合うのですが、そこで面白いのと出会ってしまうと手元に置きたくなっちゃう。
なのでこの小説も図書館で借りて読んだのですが、その後購入してしまいました。倹約の意味なし。

内容は大学生4人が道に迷ったあげく、雨をしのぐため空き家に不法侵入。
その家が奇妙なことに少ない家具と冷蔵個のみ、冷蔵庫の中にはキンキンに冷えたビールとジョッキがぎっしり入っているという。。
そのシチュエーションについて大学生4名がビール飲みながら(勝手に!!)推理をするという内容。
思考実験といった感じ、完全に論理パズルに特化した作品でした。
事件らしい事件が起こらないので、貸してあげた妹などは「よくわからん」と突っ返してきたのだが、こういうミステリーもあるのかぁと感動したのを覚えている。

この作品は実は「タック&タカチシリーズ」という、著者のシリーズ物の1つだったらしく、その後このシリーズを追いかけ、気づけば他シリーズ・ノンシリーズを追いかけ、と西澤保彦ファンになってしまうのであります。
またこの作者の特徴として、あとがきに参考になった同ジャンルの作品を紹介するので、読みたい本が止まらなくなるのよ。
この作品のあとがきでも「退職刑事」「マリー・ロジェの謎」「隅の老人」「時の娘」「9マイルは遠すぎる」などなど
だから、読みたい本が止まらなくなるんだってば!!
うれしいけど。。困ります!!

大学生のころはそんなに酒が好きでなく、、友達も少なかったし、、
でも今はお酒大好き(ストレスのせい?)、今読み返すとなると、ビール片手なんだろうなぁ

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